ペットとして飼いやすい、ハムスター初心者におすすめなハムスターの種類ランキング
2017/08/18
古くからペットとして親しまれてきたハムスター達。
ペットとしてのその歴史は古く、初めて野生のゴールデンハムスターが捕獲されたのが1930年と言われています。
その後そのゴールデンハムスターの子孫が繁殖を繰り返し、世界中にペットとして飼われるようになっていきます。
ハムスターが日本へやってきたのはそれから約10年後の1939年ごろのこと。
ハムスターの可愛らしさは万国共通で、ハムスターは日本でもペットとして飼育され今ではほとんどのペットショップやホームセンターで見ることのできる人気者です。
ペットとして人気の高いハムスターですが、実はいろいろな種類のハムスターがいることを知っていたでしょうか?
今回は初心者でも飼育しやすいハムスターから飼育に注意が必要なハムスターまで、5種類のハムスターをランキング形式で紹介します。
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第一位:ゴールデンハムスター
ハムスター好きではない方でも一度は耳にしたことがあるハムスターが、この「ゴールデンハムスター」ではないでしょうか?
前述の通り、ゴールデンハムスターが初めて飼育されるようになったのは1930年のこと。
つまり、ハムスターの中でも人間との関りが一番長いのが、このゴールデンハムスターなのです。
もう一種、日本でも人気の高いジャンガリアンハムスターと人気を二分するゴールデンハムスターですが、迷った結果今回はゴールデンハムスターを初心者におススメのハムスター、第一位とさせていただきました。
その理由についてご説明したいと思います。
物怖じしないおっとりした性格で人になつきやすい
一般的なハムスターのイメージと言えば、小さくてちょこちょことせわしなく動き回るという印象が強いかもしれません。
確かにゴールデンハムスターも小さいころにはそのような動きを見せることがありますが、大人のゴールデンハムスターはそれほどせわしなく動くということはありません。
どちらかと言えばおっとりとした性格で、細かい動きは多くありません。
おっとりした性格のゴールデンハムスターは警戒心の強いハムスターの中では特に人になつきやすい種類だと言えるでしょう。
また頭が良いので、飼い主を覚えるだけでなくトイレの場所もしっかり覚えて決まった場所で行うようになります。
エサをなんでもよく食べる
ハムスターにいろいろなエサをバランス良く与えようとすると、しばらくしてから美味しいエサしか食べなくなってしまう子も多くいます。
この点、あくまでも個体差はありますが、ゴールデンハムスターの場合は好き嫌いが少なく、エサはなんでも食べてくれる子が多い印象があります。
いざという時、診てくれるお医者さんが多い
病気にかかってしまうことも多いハムスター。
そんな時、動物病院に行っても体が小さいために診察してもらえないということが多くあります。
ハムスターの中では大型のゴールデンハムスターは動物病院で診察してもらえる可能性の最も高いハムスターです。
この点でもハムスター飼育にまだ慣れていない初心者の方が飼育を始めるにはおススメのハムスターと言えるでしょう。
第二位:ジャンガリアンハムスター
ドワーフハムスターの代表としてしられるジャンガリアンハムスターが第二位にランクインです。
ここでは、ジャンガリアンハムスターの改良品種であり、基本的に飼育方法が似ているパールホワイトハムスター、スノーホワイトハムスター、ブルーサファイヤハムスター、プディングジャンガリアン、シルバーパールジャンガリアンなども同様に第二位としたいと思います。
体が小さく、小スペースでも飼育が可能
ジャンガリアンハムスターの特徴はその体の小ささです。
成長しても12cm前後までと、15㎝以上個体によっては18cmくらいまで成長するゴールデンハムスターとは一線を画しています。
体の小さなジャンガリアンハムスターは小さなゲージで飼うことができ、見た目にもコロコロとして可愛らしいのでペットとしては最適です。
飼い始めのコストパフォーマンスがとても良い
体が小さく、小さなゲージで飼育できるため飼い始める際にあまりお金がかからないのもジャンガリアンハムスターがペットとして親しまれている理由のひとつです。
また、ジャンガリアンハムスターを飼育している方も多いため商品も多く、非常にコストパフォーマンスの良いものが揃っています。
ジャンガリアンハムスター自体のお値段もハムスターの中では最も安く、500円前後で購入できるお店もあります。
カラーバリエーションがとても豊富
人気者のジャンガリアンハムスターをもとにして、これまで多くの改良品種ハムスターが生み出されてきました。
白い毛色のジャンガリアンハムスターを交配させたパールホワイトハムスターやスノーホワイトハムスター。
毛色の青みや銀色を強調したブルーサファイヤハムスター、シルバーパールジャンガリアンなどの種類はすべてジャンガリアンハムスターを親に持つ種類です。
豊富なカラーバリエーションからお気に入りのハムスターを見つけられるのも人気の大きな要因です。
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第三位:チャイニーズハムスター
その名の通り、中国やモンゴルに生息しているハムスターです。
体の大きさは10cm前後と他のハムスターとそれほど変わりませんが、体型がコロコロという感じではなく、シャープな印象で他のハムスターとは大きく異なります。
それもそのはず、このチャイニーズハムスターは自然界にも生息する野生のハムスターなのです。
そのため、病気に強く頭がとても良いという特徴があります。
ペットとしての利点としては、頭が良いため飼い主をよく覚え、大人しい性格の個体が多いため人にも良くなつきます。
縄張り意識があまり強くないため、複数飼いすることもできる珍しいハムスターでもあります。
野性味が感じられるハムスターなので、土を敷き詰めた水槽で複数飼育し、家族としてのハムスターの様子を観察したりもできるハムスターです。
初心者の方におススメは第三位まで
第四位からは初心者が飼い始めるには少し難易度の高いハムスターたちです。
とは言っても魅力あふれるハムスター達なので、その魅力に引き付けられて飼育したいと思う場合には、事前によく調べてから飼い始めるようにしましょう。
第四位:キャンベルハムスター
外見はジャンガリアンハムスターによく似た毛色のハムスター。
大きさもジャンガリアンハムスターと似ていますが生息地が異なり、より野生に近いハムスターです。
とても縄張り意識の強いハムスターであり、複数飼育は危険なので避ける必要があります。
縄張り意識は人間に対しても示されるため、警戒心が強くなかなかなついてくれないハムスターのひとつです。
見た目も性格もワイルド感が強いため、石や流木などでレイアウトして野生に近い環境で飼育するとハムスターの新たな一面を発見できるかもしれません。
第五位:ロボロフスキーハムスター
第三位のチャイニーズハムスター、第四位のキャンベルハムスターよりも見かける機会は多いハムスターかもしれません。
ロボロフスキーハムスターはとても小さく、ペットとして販売されているハムスターの中では最小サイズです。
その小さく可愛らしい見た目ゆえに人気の高いハムスターなのですが、実際の飼育となるとけっこう難易度が高いので、初心者の方には注意していただきたいと思います。
飼育を難しくさせる最大の要因はその臆病な性格です。
体の小さなハムスターの中でも最小サイズのため、身を守るために警戒心が強いのは当然なのですが、ロボロフスキーハムスターにとって大きなストレスとなってしまうため、手乗りハムスターや積極的なスキンシップを取りたい方にはおススメできないハムスターです。
複雑なレイアウトでも小さな体で素早く動けるため、普段の動きを観察する観賞ハムスターとしての付き合い方が一番合っているかもしれません。
まとめ
第一位から第五位までのペットとしての飼育しやすさランキングはいかがでしたか?
ハムスターと言ってもいろいろな種類がいますので、自分の好みのスタイルに近いお付き合いができるハムスターを探してみましょう。
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