ラブハムスター

ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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ハムスターのおすすめキャリー。安全な使い方と手作り方法まで

      2017/08/26

病気やケガなど、ハムスターの体調が悪いとき、動物病院へ連れて行くのに役立つのがキャリー。

飼育しているケージごと持っていければそれが一番いいのですが、車でなかったり、複数匹連れて行く場合は、キャリーがあったほうがいいです。

しかし、ハムスターにとって移動はストレスになるため、キャリーの扱いにも気を付けなければなりません。

今回はハムスターのキャリーについて、使い方とわたしも使っているおすすめキャリー、手作り方法についてをご紹介します。

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キャリーを使用する場合

キャリーを利用する時間

キャリーを利用してハムスターを移動する場合は、長くても6時間以内の場合にしましょう。

それ以上長くなる場合は、いつものケージをそのまま持っていくようにしましょう。

 

6時間以上の小さなキャリーでの移動はハムスターに強いストレスをかけてしまいます。

そもそもそれ以上かかるような移動は、ハムスターには向いていないのでしないようにしましょう。

 

病院へ行く場合もできるだけケージのままがいい

近くの動物病院へかかる場合でも、できるだけそのままケージを持って行ったほうが望ましいです。

獣医さんにハムスターのそのままの飼育環境を見てもらえるので、ケガや病気の原因がケージを見ることで分かる場合があります。

 

ハムスターを飼い始めのころ、皮膚の一部がハゲたのでケージごと持って行って診せたら、「ウッドチップがあっていないみたいですね。アレルギーを起こしています」と言われたことがあります。

うちでは衣装ケースをケージとして使用していますが、車で持って行っています。

何匹かいっぺんに連れて行かなければならないときはキャリーバッグを使いますが、車やタクシーを使える場合、できるだけケージそのままのほうがおすすめです。

 

キャリーの使い方

床材を入れる

まずハムスターをキャリーに移す前に、ハムスターの匂いがついた床材をキャリーに敷き詰めておきます。

こうするとナワバリの匂いがあることで、少しハムスターも安心してくれます。

巣箱を入れてもいいですが、必ず固定できるものにしましょう。

移動中は揺れるので、巣箱が動いてハムスターにあたってケガをさせてしまうかもしれません。

 

給水ボトル

3時間以上、ハムスターをケージに戻してあげられない可能性がある場合は、給水ボトルは必須です。

水をそのまま地面に置いていてはこぼれてしまうので、必ず固定できるボトルタイプでないといけません。

弱っているハムスターに水がかかってしまうと、体調を悪化させてしまいます。

 

給水ボトルがない場合は野菜を入れる

ケージに固定できる給水ボトルがない場合は、キャベツやもやし、ブロッコリーなど水分たっぷりの野菜を入れておきましょう。

キャベツは92%以上が水分なので、安全な給水ボトルの役割をしてくれます。

 

周りから見えなくする

周りの景色がめまぐるしく変わるのは、ハムスターにとってストレスになります。

ハムスターは目はあまりよくありませんが、光の変化に敏感なため、日が差したり、陰になったりの繰り返しはできるだけ避けなくてはなりません。

 

そのためキャリーを一回り大きい段ボールに入れて持ち運ぶ。

布をかぶせるなどして、光を遮るようにしましょう。

 

動物病院には猫や犬が多いので、ハムスターを見られると飛び掛かられる危険もあります。

そのような危険を避けるため、周りから見えなくするという面でも大事です。

 

両手で持つ

取手をそのまま持つと、歩くたびにケージは大きく動きます。

どんなに頑張っても、カメラが揺れるように歩くと上下に力が加わるので、片手でぷらっと持ちはハムスターに負担がかかります。

ケージは両手でしっかり持ち、胸で支えるように固定して歩きましょう。

 

普段から慣れさせておく

掃除するときの移動用のケージにしておくと、慣れるのでストレスが軽減されます。

砂浴び用のケージにするのもおすすめです。

砂をケージに入れておくと、飛び散って砂がなくなってしまいますからね。

 

おすすめ


サンコー いっしょにおでかけ ウィズキャリー S

 

ハムスターのキャリーで、唯一安心しておすすめできるのが、三晃商会の「いっしょにおでかけ ウィズキャリー」です。

サイズは、小動物用のSサイズでOKです。

W242×D165×H165mmなので、小ぶりで持ちやすく、移動用として最適な大きさとなっています。

鳥用の棒があるのでそれは外して、給水ボトルを設置(あるいは野菜)を設置すると、簡易ケージになります。

 

選ぶときの注意点

キャリーを選ぶときに注意したいのが、強度と給水ボトルの2点です。

市販されているハムスター用のキャリーは、強度が弱いものが多く、穴が開いていてそれをかじられて脱走できるキャリーが多く見られます。

給水ボトルについても、固定がゆるく外れたり、取り付けられる位置が低く限定されるので、ゴールデンハムスターは水が飲めないなどの不具合があります。

 

ハムスターのキャリーという物が需要がなく、あまり良いキャリーが作られていないというのが現状です。

その点、紹介した三晃商会のウィズキャリーは丈夫でしっかりしていて、別途給水ボトルを好きな位置に取り付けられるのでおすすめです。

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キャリーとして代用できる物

虫かご

キャリーとしてすぐに代用できる物として、虫かごがあります。

虫かごは持ち運び用のサイズとしては小さくて運びやすいので、手軽に移動することができます。

 

通気性が悪いタイプもあるので、通気孔が小さい、少ない場合は側面に穴を開けたほうがいいです。

また、給水ボトルが設置できないタイプの場合、長くても3~4時間ほどが入れておくのが限度になります。

 

100均にある物でできるキャリケース

100均に売ってある調味料や小物ケースなど、プラスチックで作られている入れ物は即席ケージ箱になります。

ハムスターの背丈より3倍ほとの高さがあれば、上にフタがなくても目を離さず、短時間なら持ち運べます。

フタがある場合は、キリやはさみなどで穴を数か所開けて、空気穴を開ければ簡易キャリーとして使用できます。

 

段ボールはNG

段ボールや牛乳パックを緊急時にキャリーとして使用するのは危険です。

どこか一か所でも穴が開いてしまえば、ハムスターはそこからどんどん穴を広げようとします。

知らない間にハムスターが脱走していたなんてこともあるので、緊急の場合でもおすすめしません。

 

もしどうしても緊急で、箱がなにもないという場合は、穴を開けられてもすぐにふさげるようにガムテープを持っていきましょう。

段ボールを二重にして強化したり、牛乳パックを2個持って行って、破られたら新しいほうへ移すこともできます。


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