ラブハムスター

ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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ハムスターが元気がないときチェックする6つのポイントと対応

      2018/02/04

1.ハムスターの飼育環境、室温に注意!

一番大切なのは、室温です。ハムスターの元気がない要因の筆頭となるチェック項目です。

これはもはや絶対欠かせない項目ですね。室温は冬場では、24度を下回ると、ハムスターは急激に動きをとめてうずくまります。

 

これは寝ているのではありません。ケージの隅でじっと動かない様子が、朝や夕方、夜間に見られる場合は、元気がないので室温が低すぎです。

ケージの下にカーペット、あるいはタオルなどを敷いて、床からの冷気がケージに伝わないようにしましょう。

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冬場の温度管理について

夏場はともかく、冬場の温度管理はハムスターの生命に関わるので、専用の小型ヒーターも扱いには注意が必要です。

ハムスターの習性で、どうしてもケージの床材などを堀り散らかすので、

ヒーターのボードが露出して、コードをかじってショートなどの出火原因になる場合があります。

 

一番安全なのは、やはりエアコンを使うことで、人のいる室内にケージを移動し、そこでやや人が快適に感じるよりも高い室温で過ごさせるほうが良いです。

元気がないハムスターはどの種類でも、寒くなれば活動をあまりしなくなります。

観察は朝と夕方から夜間の2つの時間帯で見ると良いです。

 

2.水の減り方、衛生管理に注意!

毎日の健康チェックでは、体重よりも非常に重要なのが水の減り方です。

ハムスターを飼育する時は、ペットショップでは必ずと言っていいほど、専用のウォーターボトルの設置を勧められます。

 

これは、器で水をケージ内で与えると、器をひっくり返して、ハムスターの体が濡れて、不潔と同時にハムスターの体温を大きく奪ってしまうからです。

ハムスターは度の種類でも、乾燥した環境を好み、湿度が高い環境をあまり好みません。

高温多湿すぎるのも、ハムスターの元気がない状態になりやすい環境です。

 

そのためハムスターは乾燥している環境でも、自分の体温で巣穴の中でうずくまって寝ることが多いのです。

湿度が高いと、こうした狭い隙間には水分が溜まり、これも衛生上良くありません。

 

飲水があまり1日で減ってないようであるなら、ハムスターの環境は、かなり湿気を帯びているかもしれません。

また、部屋がかじられて散らかりますので、ケージに遮蔽するカバーをつけるのも、あまりお薦め出来ません。

ただし、プラスチックかアクリルの、キチンと通気口のある専用のケージは、ハムスター用ではかなり安全性が高いのでおすすめですよ。

 

3.誰でも出来るハムスターの健康チェック

他には、ハムスターの健康チェックは、「お尻・肛門」です。

ゴールデン・ハムスターやキンクマなどの他に比べて大きなハムスターは、下痢を非常にし易い体質を持っています。

 

これは砂漠に暮らす野生の種類の子孫ですから、寒さにめっぽう弱いのです。また一旦下痢をし始めると、元気がないままなかなか治ってくれません。

そういったハムスターは必ず、軟便でお尻の周りが汚れています。

 

気がついたら、ケージの床材を清潔なものに変えて、出来ればペーパー製のおしりに付かないタイプのペレット上の床材に変えると良いです。

一番良いのは、ハムスターの皮膚炎を引き起こさない、ウッドチップですね。吸湿性があるのでお薦めです。

 

下痢が長引くなら、室温を更に上げて様子を見ましょう。室温30度でも冬場はハムスターは平気です。

元気がないわけではなくとも、下痢が続くうちは室温を下げるべきではないですね。

 

4.怪我はしてないかどうか?

他には、意外に怪我についての注意点です。

ケージの接合部に他のハムスターに追いかけられて逃げているうちに、挟まって骨折する場合があるからです。

 

特にケージのお掃除のときには、ハムスターが逃走して、こうした事故がよくあります。

足を引きずったりしていないか、よく観察しましょう。ハムスターもあまりの痛さでは、元気がない状態になります。

 

ハムスターの複数飼いは要注意!

また、ハムスターをオス同士、メス同士で複数飼っていると、どうしても激しい喧嘩になる場合があります。

ほとんどが餌の取り合い、寝床の奪い合いから発展するのですが、飼い主さんが見ていない時に、これをやってる場合があります。

 

ケージを自分から遠ざけてずっと観察していると、「キィーキィー」と甲高い声を上げている時は、そうした争いをやってる時です。

ハムスターは、集団で巣穴には暮らすのでなく、巣穴一つに1家族だけが住み、しかもオスは単独で暮らします。

 

弱い個体は他のハムスターの標的となるので、場合によっては他の子たちとは分けて、単独でケージ飼いをしたほうが良いです。

あまり執拗にイジメれていると、元気がない状態になり、やがて怖くて餌場にも来なくなります。

水も飼育数が多いのなら、複数箇所にウォーターボトルを設置してあげましょう。

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5.寄生虫に充分注意しよう!

寄生虫に関しては、ハムスターはダニとかでも、ハムスター自身ではなく、

人や他の動物が室内に持ち込んだダニが繁殖してそれが、ハムスターのケージ内で大繁殖することがあります。

 

こうなると、ハムスターでは始終体をかじるような仕草や、カリカリ、ガジガジと体をこするったり、歯でかじるようになります。

イエダニは目には見えませんので、駆除にもハムスターが家にいる限りは、駆除剤を散布できません。

 

まずハムスター自身を、他の清潔なケージに移してあげて、別室で管理し、薬剤を散布したら、しばらくは別室で管理することになります。

ケージは水洗いで、出来れば温水に全てを浸けてしまって、ダニを全滅させます。ケージに直接駆除剤をつかってはいけません。

 

ハムスターがかじって有毒な成分を食べてしまいます。金属製の部分は、熱湯をかけて駆除しても構いません。放置は絶対にダメですよ。

すっかり元気がない状態で、餌もあまり食べず、おとなしいと思ったら、細かいダニだらけの体だったとか可哀想すぎます。

 

健康管理にオリゴ糖

食欲不振には、昔からハムスターでは腸内細菌を増やす働きがある「オリゴ糖」が一番です。

最近では、フェカリス菌、オリゴ糖を配合された小動物用がペットショプで市販されています。

 

これはお薬ではありませんので、必要量を飲水に溶かして与えます。毎日与えても構いません。

犬用のビール酵母などは、ちょっと強すぎるので、オリゴ糖が良いでしょうね。日々の健康維持に役立ちます。餌にほんの少し混ぜても構いません。

 

6.餌の減り具合をこまめにチェック

餌の減り具合を見るには、朝と夕方の2回にわけて、様子を見ながら餌入れに数粒餌が残るなどの確認をしてみると良いです。

休日の一日で餌の量が一定で、ある程度食べきる直前で次の餌の時間が来ていれば、それが目安になります。

 

餌がいっぱい残るのなら、それは食欲が落ちている証ですし、水入れの水が、朝と夕方にウォーターボトルの水が空っぽになるようなら、足りてない証拠、ほとんど減って無く、生野菜も上与えてないなら、ハムスターの元気がない証拠となります。


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