健康なハムスターを貰おう。質の高いハムスターブリーダーの見分け方
2017/10/15
ハムスターをお家に迎えるにあたって、まずはハムスターの性格や特徴などを調べて知識を蓄え、それから必要な飼育用品を揃えて…そして、いよいよ最大の楽しみのひとつでもある家族になるハムスターに会いに行きます。
しかし、どこでハムスターに出会うのが一番良いのでしょうか?
今では、インターネットでもハムスターを飼うことができるみたいだし、近くに大きなホームセンターやペットショップもあって、そこでも出会えそう…でもそれ以外の選択肢は無いものか?
と考えたことはありませんか?
体が小さく、ストレスを感じやすいハムスターにとって私たち飼い主がどのハムスターを家族に迎えるかはとても重要です。
今回は、ハムスターの実家ともいうべきブリーダーの見分け方に注目したいと思います。
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ハムスターはどこから来ている?
ブリーダーという職業を聞いたことがあるかもしれません。
犬や猫などペットを繁殖させて、ペットショップや個人売買でペットを卸し生計を立てている職業のことです。
犬や猫または爬虫類や観賞魚などでも、ブリーダー何々さんのところ出身ということで値段が高くなったり、安心して購入できるという声もあるようです。
ハムスターの場合にも、ハムスターを商業的に繁殖させて私たちの手元まで届けてくれているブリーダーと呼ばれる人たちが存在するわけです。
しかし、注意しなければならないのはすべてのブリーダーがハムスターの健康やその後の生活を考えているわけではないとのことです。
ブリーダーを職業としてだけ考えれば、いかにコストを抑えて利益を生み出すかということに注力してしまうはずです。
しかし、そうなると生まれてくるハムスターの健康状態やその後の管理などもずさんになり、生まれてきたハムスターにとってもそのハムスターを購入した私たちにとっても悲しい結果になってしまうのです。
では、私たちがハムスターを飼い始めたいと思う時にブリーダーを選ぶどのような選択肢があるのでしょうか?
プロブリーダー
ここで言うプロブリーダーとは、ハムスターに関する知識が豊富で繁殖させる経験が豊かなブリーダーということではなく、大規模にハムスターを飼育・繁殖させているブリーダーのことです。
ホームセンターやペットショップなどで安価で販売されているハムスターの場合には、こうしたプロブリーダーのところからやってきたハムスターがほとんどです。
このようなブリーダーの中には商業目的でハムスターを飼育・繁殖させている業者もおり、掃除を定期的にしていない環境でいくつもの小さなゲージに親ハムスターが入れられているという状況も珍しくないようです。
また、ジャンガリアンハムスターなどの広く普及している人気種については500円前後で販売されている子ハムスターも増えてきました。
このような通常では考えにくい値段で販売されるようになった背景としては海外の業者がハムスターのブリーダーとしてハムスターの繁殖を行っている影響もあります。
ハムスターの人気は日本に限らず、世界中に広まっています。
以前東南アジアを旅行した時にもジャンガリアンハムスターが販売されているのを見たことがありますが、1匹2~3ドルという値段で販売されており、東南アジアのブリーダーが繁殖させているということでした。
法規制やペット保護の観点から考えても、そのような値段で販売されているハムスターの海外ブリーダーの飼育環境は決して良いものとは思えません。
もしかするとそのような海外ブリーダーのもとから日本にもハムスターが送られてきているかもしれないのです。
しかし、ペットショップやホームセンターで初めてハムスターと会うことのできる私たちにとってそのようなブリーダーの飼育環境はすべて分かるわけではありません。
それで、購入先のペットショップやホームセンターでハムスターがどこのブリーダーから来ているのか、尋ねてみるのは良い方法です。
もし、店員さんがどこから来たのかも分からなければ、出所をはっきり把握している別のお店で購入することを考えた方が良いかもしれません。
しかし、あまりにも安価で販売しているハムスターについてしつこく尋ねるのも難しいので、過度に安く感じられるお店ではハムスターを買わないようにした方が無難でしょう。
また、ホームセンターや大きなペットショップの場合にはそのお店でハムスターを購入した人も多いはずなので、インターネットでのお店の評判やその後のハムスターの成長などについて調べてみるのも良い方法です。
もし、多くの方が購入してすぐに病気にかかったとか、寿命が短かったというように感じているならば根本のブリーダーに問題があるのかもしれません。
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個人ブリーダー
個人ブリーダーとは業者というよりは個人でハムスターの繁殖を行い、インターネットなどを中心に販売しているブリーダーのことです。
プロブリーダーに比べると販売価格は高くなりますが、よりきめ細かな情報や管理が期待できるメリットがあります。
個人ブリーダーの方はもともとハムスターが好きで飼育を始め、趣味が高じてブリーダーになったという方が多く、ハムスターへの愛情が感じられる方が多いのも利点です。
では、どのようにより良い個人ブリーダーさんを見分けることができるでしょうか?
繁殖したハムスターの親ハムスターがどんな性格で、どんな特徴をもった個体なのか?
生まれた子ハムスターの成長日記などを細かくアップしてくれているか?
与えているエサや飼育用具などを細かく紹介してくれているか?
それらの情報の中にしっかりとしたハムスターの知識が反映されているか?
などが判断の基準になるはずです。
これらの点をきめ細かくフォローしている個人ブリーダーさんなら、ハムスターに対する愛情をもって繁殖させてくれているはずなので、多少値段が高くても安心して購入できるでしょう。
里親ブリーダー
他のペットと同じくハムスターについても里親探しのページを目にすることがあります。
そうした里親を探しておられる飼い主さんからハムスターを譲っていただくこともあるかもしれません。
この場合には、基本的には商業目的ではないためブリーダーというよりは個人のやりとりになります。
注意すべき点としては、個人ブリーダーの場合とほとんど変わりませんが、HPやブログなどでハムスターを紹介している方がすべてではないため、詳細な質問にもしっかりと対応してくれる方から譲ってもらうことが大切です。
細かな質問を嫌がるような方であれば、予期せず殖えてしまったハムスターをただもらってほしいという無責任な方かも知れません。
もしそうなら飼い方にもやはりそれが反映されてしまうはずですので、ペットショップや個人ブリーダーさんから購入する方が安心でしょう。
まとめ
私が初めてハムスターを購入した時には、まだゴールデンハムスターしか一般的には知られておらず、近くの小さなペットショップで購入したことを覚えています。
大きな衣装ケースにたくさんのハムスターが一緒に入っていて、今では購入しないような環境でしたが、その当時はよく分からずにその中から気に入った初代ハムスターを購入しました。
しかし、残念なことにお家に連れて帰ってから約2か月後にお腹に腫瘍が見つかり、だんだんとお腹が腫れて旅立ってしまいました。
当時まだ子どもだった私ですが、とても悲しかったことをよく覚えています。
健康なハムスターを家族に迎えることはハムスター飼育において最も重要なポイントです。
その点で良いブリーダーから購入することはとても重要ですので、ポイントを押さえてしっかりと見分けていただければと思います。
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