ハムスターの中でも人気の高いブルーサファイアの性格や特長
2017/08/15
宝石のような美しさ。ブルーサファイヤハムスター
世界中の人々に愛されているハムスターですが、その人気の高さから近年では品種改良が盛んにおこなわれ、様々な種類のハムスターが登場しています。
そのひとつが「ブルーサファイヤハムスター」です。
現在ではペットショップやホームセンターなどでも見かける機会の増えてきたブルーサファイヤハムスター。
今回はこの美しい名前を持つハムスターに注目して、その特徴や買い方について取り上げます。
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実は馴染み深いあのハムスターの改良品種
ブルーサファイヤハムスターはだれもが聞いたことのある宝石の名前「サファイヤ」が冠された美しいハムスターです。
その美しい名前の由来はブルーサファイヤハムスターの体の毛色に関係しています。
ブルーサファイヤハムスターの毛色は全体が青みがかったグレー色で、その背中の中心にはさらに色の濃いグレーの毛が生えています。
この体の真ん中に走るたてがみのようなグレーの毛、どこかで見覚えがありませんか?
そうです。わたしたちが一番見かける機会の多いハムスター、ジャンガリアンハムスターの特徴と同じ背中のたてがみです。
ブルーサファイヤハムスターはもともと、ジャンガリアンハムスターの中の体の毛色が薄い個体を掛け合わせて生み出された改良品種で、ジャンガリアンハムスターよりも薄いグレーの毛色が青みがかって見えることからこの名前が付けられました。
上品な青みがかったグレーの体とジャンガリアンハムスター由来の愛らしい仕草からブルーサファイヤハムスターは高い人気を誇っています。
また、改良品種として誕生した経緯もあり、毛色の青さは個体によって大きくことなっています。
ジャンガリアンハムスターのように体がよりグレーに近い個体や、パールホワイトのようにより毛色が白みがかった個体など様々な体のカラーバリエーションが見られるのです。
ペットショップに行っても、何か他のハムスターと違う表情をしていたり、ビビビッときてお家に連れて帰りたくなってしまった経験が皆さんもおありではないでしょうか?
私の個人的な感想で言えば、ブルーサファイヤハムスターはそのような経験を最もしやすいハムスターのひとつかもしれません。
自分好みのブルーサファイヤハムスターと出会えれば、その後のハムスターとの生活もとても楽しいものになるはずです。
ブルーサファイヤハムスターの販売価格
いざ飼育を始めるとなると、やはり気になるのはそのお値段です。
先ほどもご紹介した通り、ブルーサファイヤハムスターはジャンガリアンハムスターの改良品種であり、カラーバリエーションも豊富な為、販売価格についてはお店によって大きく異なる場合もあります。
しかし、平均的な価格帯としては1500円~2000円ほどで販売されているお店が多いと思います。
ご先祖のジャンガリアンハムスターよりも少し高めで、少しですが宝石のように価値が高いと言ったところでしょうか?
最近ではジャンガリアンハムスターとほとんど変わらない価格で販売されている場合もありますが、いずれにしても販売価格とともに健康状態をよく観察して、健康なハムスターを購入するように注意する必要があります。
ブルーサファイヤハムスターの特徴
ジャンガリアンハムスターから誕生したブルーサファイヤハムスター。
その特徴はジャンガリアンハムスターと似ていますが、ブルーサファイヤハムスターの飼育について特に注意が必要な点もあります。
ここでは、ブルーサファイヤハムスターの特徴について考えましょう。
ブルーサファイヤハムスターの体の大きさ
基本的にはジャンガリアンハムスターと同じくらいの大きさに成長します。
オスは10cm前後、メスは8,9cmとオスの方が体が大きくなる傾向があります。
またジャンガリアンハムスターと同様にエサは与えられた分だけすべて食べてしまうので、運動不足になるとすぐ肥満傾向になります。
健康的に過ごし、美しい体型を維持するためにも太り過ぎには注意が必要です。
ブルーサファイヤハムスターの寿命
ジャンガリアンハムスターの平均寿命は2年から2年半ほどです。
ブルーサファイヤハムスターも平均的には同じくらいの平均寿命ですが、注意しなければならないのはブルーサファイヤハムスターが劣性遺伝子をもった改良品種のハムスターだということです。
ブルーサファイヤハムスターはその美しい毛色を際立たせるために長年にわたって近い毛色の個体間で繁殖してきました。
そのため中には寿命が他の個体よりも短かったり、遺伝的に腫瘍や弱視などの病気を受け継いでしまう個体も多くいます。
エサや飼育環境を整えてあげることもとても大切ですが、改良品種の場合には特にペットショップで個体を選ぶ際の注意深い観察が重要です。
エサはどのようなものをあげたら良い?
基本的には他のハムスターと同様に野菜やヒマワリの種などをバランス良く与えれば問題ありません。
しかし、遺伝的に体の弱い個体もいますので、主食はバランス良く栄養が含まれているハムスター用のペレットを与えるのがベストです。
ジャンガリアンハムスター、ブルーサファイヤハムスターはゴールデンハムスターなどに比べるとエサの好き嫌いをしやすい傾向があります。
肥満や他の病気につながりますので、エサを与える時にはまず主食のペレットを与え、ある程度お腹を満たしてからナッツ類やミルワームを与えるほうが良いでしょう。
ミルワームは運動量の多いブルーサファイヤハムスターにとって、大好きなご馳走です。
ブルーサファイヤハムスターの先祖も野生ではミルワームのような昆虫を多く食べていましたので、健康維持には必要なエサですが、与えすぎるとすぐに太ってしまうため与えすぎには注意が必要です。
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ブルーサファイヤハムスターの性格
人になつきやすく、手乗りハムスターになりやすいことでも知られるブルーサファイヤハムスターですが、個体によって性格が大きく異なることも多いハムスターです。
手に乗せたり、ゲージの外で遊んだりしたいときにはいきなりハムスターの上から掴むのではなく、両手ですくうようにしてスキンシップを始めます。
一度怖い思いをするとその経験を忘れられず、飼い主をずっと敵だと思ってしまう個体もいるため、最初のスキンシップは控えめにし、慣れてきたら徐々にお近づきになるように知るのがベターです。
おススメの飼育グッズ
「サファイヤ」という宝石の名前をもったブルーサファイヤハムスター。
青みがかったグレーの毛色は上品で高貴な印象を受けるハムスターです。
飼育に必要なグッズは他のハムスターを飼育する時と同じく、飼育ゲージ、回し車、巣箱、トイレ、エサ箱などですが、ブルーサファイヤハムスターの上品な印象に合わせて飼育グッズを選んでみるのもおススメです。
たとえば、飼育ゲージは金網ゲージや通常の水槽ではなくフレームレスのオールガラス水槽なども良いかもしれません。
フレームレス水槽とは水槽の四隅についている黒い縁がない水槽のことで、全体的にスタイリッシュな印象を受ける水槽です。
ブルーサファイヤハムスター1匹であれば、30cmのキューブ型水槽などが大きさもちょうど良く、おしゃれに飼育を楽しむことができます。
またそれ以外の巣箱や回し車も最近ではステンレス製の製品が販売されているため同じ素材で揃えられるなら、よりスタイリッシュに飼育できるでしょう。
まとめ
キレイな毛色とその飼いやすさから高い人気のブルーサファイヤハムスター。
基本的にはジャンガリアンハムスターと同じ飼育方法で飼うことができ、最も多く飼育されているジャンガリアンハムスターについての情報を活用できることから飼育しやすいハムスターです。
個体によって毛色が異なるため、自分好みのブルーサファイヤハムスターを探しにペットショップ巡りをしてみるのも楽しみのひとつです。
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