ハムスターの外傷での怪我の処置方法。病院での治療費も公開
2018/04/04
ハムスターはとても活動的な動物です。
活動的故にときには怪我をしてしまうこともあるのです。
そういったときは病院に行かなければいけません。気になる処置方法と治療費なども紹介します。
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ハムスターの治療の流れ
ハムスターはとても活動的です。
回し車も目にも止まらない速さで回しています。
しかし、少し間違えただけで怪我をしてしまうこともあるのです。
動物は怪我などをしても弱みを見せないために隠す傾向があります。
ハムスターも例外ではありません。
そういったハムスターの異常を飼い主がしっかりと観察して見つけ出さなくてはいけないのです。
ハムスターが怪我をした場合、どういった処置方法があるのでしょうか。
ハムスターの怪我の箇所で多いのは耳や目、それに足です。
ハムスターを含めて、動物の医療費は人間のような公的な保険制度がありません。
ですから、動物病院で診察してもらっても、無保険つまり実費を診察代さらには治療費を支払わなければいけません。
言うなれば、ハムスターの怪我について病院が処置をするのは自由診療ということになるので、病院の設定する治療費を支払わなくてはいけないのです。
ですので、治療費については病院によってばらつきがあります。
しかし、治療費が高いと誰も来てくれないので、結果的には治療費はどの動物病院も相場的には似たようなものになります。
もっとも、病院にも人気不人気があります。
口コミなどで病院の医師の腕前がいいのであれば、人気と治療費は比例して高くなる傾向にあるようです。
気になる治療費は?
動物病医院での怪我に対する治療費の内訳は、大きく分けて以下のようになります。
・診察料
・検査・処置料
・薬代
これも病院によってまちまちなのですが、大きく分けて以上の3つになります。
順番に説明していきます。
診察料ですが、これには人間と同じように初診料と再診の二つに分けられます。
初診の場合は2,000円で、再診の場合は1,000円です。
これは、あくまでも相場的な金額です。
自由診療ですから、病院の言い値になります。
もっと高い病院もあるでしょうし、初診料のみで再診料は必要ないという病院もあるようです。
病院では、最初に獣医からハムスターについての質問を受けることになります。
怪我をした状況や最近のハムスターの仕草なども合わせて聞かれることでしょう。
そして、身体検査などハムスターの全体の状態を確認していくのです。
こうして怪我の状況を判断して、必要な検査や治療についての方針を決めていくことになります。
病院に行ったときに、まず必要になるのがこの診察料なのです。
また、診察時間外では、時間外料金や夜間などは夜間料金などとして、5,000円から10,000円程度の夜間診察料金となる料金となる場合があります。
ハムスターの状況をみて、翌朝でも良さそうだったら診察時間内に連れていったほうがいいでしょう。
その場合はできるだけ、翌朝一番に入るようにしたいものですね。
検査・処置などの料金
怪我の場合で多いのは骨折です。
骨折が疑われる場合などでしたら、レントゲン検査なども必要になります。
また、下痢が止まらないといった場合は、ハムスターの便の検査もしなくてはいけません。
診察でまかなえるものもあるのですが、それとは別に必要な検査については検査料金もかかることになります。
糞や尿の検査については、1,000円から2,000円。
眼検査も同様に1,000円から2,000円の検査料となります。
レントゲン検査では、3,000円から10,000円(これは撮影枚数などで異なります)
よくある検査では以上となります。
これはあくまでも検査ですから、実際に処置をしなくてはいけません。
その治療費については以下にまとめました。
注射については1,500から2,500円程度となります。
合わせて点滴を行う場合は2,000円から3,000円となります。
爪切りをしてくれる病院では500円から1,000円で行ってくれるようです。
歯切りにも対応してくれる病院もあるようです。
その場合は1,000円から2,000円程度となります。
一般的な怪我や傷の手当については、1,000円から3,000円程度が相場のようです。
これらは一般的なハムスターの治療費となります。
病院よって幅のある部分ですが、これらの料金を目安にしてください。
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手術が必要な場合も
ハムスターの怪我の状況によっては手術、さらには入院が必要な場合もあります。
手術については酔込みで一式10,000円からというのが相場のようです。
入院費は部屋代、治療費込みで3,000円から10,000円/日となるのが一般的です。
手術や入院が必要な状況となると、病院によってかなり治療費用が変わってくるでしょう。
かなり高額になることが予想されます。
もっとも、何の説明もないままに、手術をして入院させるような病院はありません。
また、ハムスターのような小動物に対応している病院が少ないのも事実です。
ハムスターを飼い始めたとき、あるいはその前にハムスターを診てくれる病院を探しておきましょう。
薬が必要な場合も
怪我の状況や治療によっては、薬が処方されることもあります。
その場合は当然ですが、薬代がかかります。
薬の処方料として500円から1,000円程度かかるでしょう。
飲み薬の場合は1日分で100円から300円です。
塗り薬は1,000円から2,000円程度で、点眼薬は800円から1,500円程度となります。
これも、病院によって差が出る部分ですが、基本的には仕入れるところに大差がないので、それほど的外れな金額にはならないでしょう。
薬が出る場合は、薬を受け取って診察は終了となります。
ハムスターのペットショップでの購入価格は1,000円から3,000円程度です。
このくらいの価格で購入できてしまうので、病気や怪我などで病院で診てもらうのをためらう飼い主も少なくないようです。
猫や犬などをペットショップで買うとなると10万円程度かかることを考えたら、ハムスターはとても格安に思えます。
しかし、値段が高い安いという問題ではありません。
悩んでいるうちに、ハムスターはどんどん弱っていくことでしょう。
もともと、寿命が短いハムスターですから、生きている間はできるだけのことをしてあげたいものです。
そのためにも、怪我をしたら少しでも早く病院に連れていって診てもらうようにしましょう。
診察台や治療費などかなりかかりますが、それほど大きな怪我でなければ1万円程度で初回は収まるはずです。
何かあれば、すぐに病院ということですね。
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