ハムスターの掃除頻度は月に1回がベスト。タイミングと注意点について
「ハムスターの掃除方法6ステップ~準備する物か~掃除後のお世話まで~」では、ケージの掃除方法をご紹介しました。
今回は、ケージの掃除の頻度とタイミング、掃除するまえに知ってきたい注意点をまとめます。
ハムスターにとって、掃除はストレスがかかるものなので、注意点をよく知ってからお掃除しましょう。
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大掃除の頻度
ケージを水洗いする大掃除の頻度は、最短でも月に1回からがベストです。
夏や梅雨時期は汚くなりやすいので月に1回ほどの掃除で、秋冬あたりは2~3か月に1回の掃除で大丈夫です。
ちょっと掃除しなさすぎじゃない?汚くない?と思うかもしれませんが、それは人間側からの感覚です。
ハムスターはもともとキレイ好きで、臭い自体がほとんどしない生き物です。
例えば自分の部屋も、掃除機をかけたりテーブルを拭いたりはしますが、部屋ごと水洗いをするなんてことはありませんよね。
それは、人が自分の匂いなら気にならない。臭くないと思っているからです。
それはハムスターにも当てはまり、本当は月に1回もケージを水洗いなんてされたくないと思っています。
とくに動物は、ナワバリで自分の臭いがするかどうかを重視するので、汚れていなければあまりしないようにするのが適切です。
わたしの掃除のタイミング
夏場は臭いがこもりやすいので、3週間に1回のサイクルで掃除することもあります。
それ以外の時期は、ほとんどが2か月半くらいの頻度で掃除しています。
掃除のタイミングの判断基準としては、
・大掃除は前いつしたか(大掃除はいつしたか忘れがちなので、スマホにメモるのがおすすめです)
・回し車の汚れ具合
・臭いの具合
で判断しています。
ハムスターの体の汚れ具合をみて判断するのは難しいです、
砂遊びを定期的にさせていれば、体が汚れることはありません。
ほとんど臭いがなく、物も汚さないキャンベルが1匹いますが、この子の場合4~5か月に1回の掃除でもいいくらいです。
タイミングは、通常の掃除頻度に問らわれず、ハムスターの環境をみて決めましょう。
週に1回の掃除は頻繁すぎる
本によっては週に1回は洗いましょうとすすめられていますが、これは間違いです。
ハムスターは縄張りを重視する生き物で、ケージの中には人間にはわからない匂いがついています。
その匂いをつけることで、「ここは自分の巣なんだ」と認識し、安心して暮らしているんですね。
それが、週に1回の頻度で掃除してしまうと、頻度が多すぎて、ハムスターは安心できなくなり、ストレスを感じてしまいます。
せっかくナワバリに臭いをつけても、「またこの巣は壊されるんだ・・・・」と疑心暗鬼になるんですね。
掃除の頻度が多すぎたことにより、常に暴れまわったり、中には臭いつけをしなくなるハムスターもいるほどです。
ハムスターの種類にもよる
ケージを汚すレベルにはハムスターの性格、個体差が大きいです。
しかし、ロボロフスキーとキンクマはハムスターの種類の中でも運動量が活発で、ケージをよく汚すことが経験上多いです。
逆にゴールデンとジャンガリアンはあまり汚さないので、掃除頻度が少なめです。
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掃除の注意点
ケージの向きに注意
掃除するときは床材や巣箱、おもちゃなどすべて取り出すので、前後左右が分からなくなります。
その状態で元の状態に巣をセットしたとしても、それは元々の位置とは逆かもしれません。
人には分かりませんが、同じ位置にセットしても、ハムスターは臭いで物の位置を把握しています。
洗い方が不十分であったり、漂白をしない場合は、前のケージの臭いがついていて、現在おかれている位置が違うことでハムスターが混乱してしまいます。
巣箱がある場所が、前はトイレだった。なんてことがあると、ハムスターはキレイ好きなため、巣に入ってくれなくなります。
掃除したとたん、このような行動をとるので、人には単に掃除が気に入らなかったように見えます。
ケージの前後左右が分からなくなることを防ぐために、マジックで「トイレ」と印をつけたり、シールで前後が分かるように工夫しておきましょう。
掃除は18時以降の夜に
掃除はハムスターが寝ているすきにすませてしようとすると、眠い時間に起こされ、巣を壊されることでパニックを起こしてしまいます。
掃除はハムスターが起きる18時以降のタイミングでスタートしましょう。
回し車はベアリング部分に注意
回し車には音が静かなサイレントホールなどがありますが、あれは回るベアリング部分が複雑な構造をしています。
水にぬらしてはサビて音が鳴ってしまうことがあるので、説明書をよく読み、洗っていいかを確認しましょう。
水洗いが不可な場合は、濡れティッシュで拭きあげましょう。
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