ラブハムスター

ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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ハムスターを飼う前に知っておきたいお金やメリットデメリット

      2018/03/04

ハムスターを初めて飼う人に、教えてあげたいこと

ハムスターの寿命の平均は、種類にもよりますが、2年~3年です。

あまりに短いから、「もし早くに死んでしまったらどうしよう。」と考えるかもしれません。

しかし、動物の生涯をじっと観察して行くことは、癒やしだけではなく、命の大切さ、それに対しする愛情は、きっと他の動物にも向けられて行くはずです。

 

もし、早くにハムスターとお別れするような事になっても、きっと他のもっと大きな動物を飼育してみたい気持ちにかられるかもしれません。

その時に、ハムスターの小さな命を飼った記憶は必ず役に立ちます。ハムスターを飼うことは、飼育の初歩的な技術を学ぶ最初の段階でもあるのです。

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ハムスターのお値段は?>

ロボロフスキーハムスターや、ドワーフ系でサファイヤや、キンクマ、キャンベルなどでは、やや割高感がありますが、2,000円台から3,000円台でハムスターを購入できます。

飼育一式を揃える場合は、1万5,000円~2万円ほどあれば良いでしょう。最初に飼うには、コストも最も小鳥に次いで低いです。

 

ペットショップで売られているのは何歳くらい?>

生後60日前後が多いです。親離れ、子離れしたら出荷されます。

殆どが国内の繁殖家かが育てた子たちで、輸入はまずありません。

一定の管理がされてから、体調の良い健康な子だけがペットショップへと運ばれます。

個性もちゃんとあり、性格も子たちでそれぞれ違います。飼うなら、じっくりお気に入りの子を選びたいですね

 

ハムスターを飼う基本的な飼育セット>

ハムスターを飼うのに必要な、最低限のセット内容をご紹介します。

 

・金属製のハムスターの体が通過しない隙間がある通気性の良いケージ

※扉が上にあるタイプがあれば、うっかり逃走の心配が少ない。

 

・上記が無くても、ハムスター専用の通気口がある密閉型の容器

※水槽は湿気がこもるので、出来れば避けたほうが良いです。

 

・小型のウォーターボトル(3~4匹以内に1個の割合)

 

・餌入れで、縁の高さがあまりないもの。

※断面が逆の台形になるような置き方をする餌入れはダメです。

 

・床材(シダーチップの他、ウッドチップが最も良い)

・専用のチップ、ペレットタイプの餌

・ハムスター専用のかじり木

 

・ケージの掃除の時に使用する、ハムスターの避難用蓋付きプラスチックケース

※蓋には通気性の穴があり、高さが20センチ前後あること

 

・遮光出来る設備、カーテンやブラインドのある部屋で管理すること

・回し車(針金状のものでないほうが良い)

・ハムスターが入れる大きさのハウス

 

ハムスターを飼う場合のケージの置き場所>

ケージの置き場所はキチンと考えて、ハムスターの快適な場所に設置してください。

 

・冬場は、フローリングに直接ケージを置かないほうが良い

※床からの冷気が伝わるのを防ぐため

 

・壁と窓から、40センチ以上離す

※窓は特に、夏場も冬場も野外の気温の影響を受けてしまうため

 

・エアコンの風がケージに直接当たらない場所にケージを置く

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飼う時に出来ればあったほうが良いもの>

最初から無理して揃える必要はありませんが、あったら飼育に助かるものをご紹介します。

 

・おやつ数種類(慣れてもらうために、手に持って与えます)

・オリゴ糖などのサプリメント

 

・ケージ半分くらいの大きさのプレート型ペットヒーター

※冬場にケージの下に敷いて使います。全面に敷いてはいけません。

 

・ハムスターが入れるチューブ状のオモチャ

 

飼育に関してデメリットはあるの?>

やはり寿命が短いことで、早くから老後を考えてあげないといけなくなる点ですね。

それと、逃げる時はすばしっこいので、探すのに一晩中かかることもある場合がある点です。

 

逃走は本当に注意しないと、飼い主さんが足で踏み潰す危険もあります。

それと、繁殖力が非常に旺盛で、繁殖期自体があまりないので、子供が産めるようになれば、どんどん勝手に増えてしまって、手に負えなくなります。

「オスだけでは可哀想」と下手に複数飼うべきではありません。

 

一番ハムスターにとってストレスが少ない飼い方は、ケージ一つに1匹から、同性3匹程度です。

あまり多数飼うと、喧嘩や掃除の時にうっかり逃してしまうこともあります。

 

飼育の楽しさとメリットは?>

すごくよく懐く事が多いので、慣れると飼い主さんの後を追うようになります。

それには警戒心を抱かせない静かな環境で、飼い始めの1週間はケージをあまりしげしげと覗かないことです。

 

餌を変える時に近づいてきたら、手を少し添えてみて、クンクン匂いを嗅ぐような仕草を増やしてあげると良いです。

そこから、専用のおやつなどで直接手から与えて、ハムスターが喜んで食べるように慣れると、手の平に乗せたり、一緒に遊んだりしてくれます。

手の平で餌を食べたり、ケージから観察しながらケージの外にだしても、逃げなくなったらかなり慣れてきた証拠です。

 

ゴールデン・ハムスターのような比較的大きな種類は、ハムスターやリス用のリードで、室内で遊ばせる人もいますね。

ハムスターを飼うことは、子供でも出来るくらいカンタンですが、特に注意してほしいのは”脱走”ですね。

 

本当に気がつかないうちに、ケージの掃除をしている時に逃げ出しがちです。それにオス、メスを飼うとすぐに増えてしまって飼育も大変になります。

しかし、キチンと管理すると本当に可愛らしい動物で、人にもよく慣れてくれるので、ハムスターは最初に飼い始めるペットとしては、最も相応しい小動物だと思います。


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