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ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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ハムスターは牧草が好き?床材・エサとしての効果について

      2017/10/24

ハムスターを含む小動物を飼う方も増えて、年々飼育用品が充実してきているのはうれしい限りです。

昔はハムスター用のゲージといえば、赤や黄色の半透明プラスチックゲージや鳥かごのような金網ゲージしかありませんでした。

最近ではメタル感が強調されたオシャレな金網ゲージや自然の雰囲気を醸し出したプラスチックゲージなども販売されているようです。

 

飼育用品の選択肢が増えてくると、どれを選んだらよいのか迷ってしまうものですが今回はエサとしても床材としても使用可能な「牧草」について取り上げたいと思います。

牧草にはどんな種類があるのでしょうか?

また、牧草をハムスターの床材やエサとして用いることにメリットはあるのでしょうか?

今回はこのような疑問について解説したいと思います。

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牧草にはどんな種類があるの?

ペット業界で言う「牧草」とは小動物、特にウサギやプレーリードッグ、モルモットなどを主眼に置いた商品のことです。

ウサギなどを飼育する場合それらの牧草は床材として用いられ、かつウサギのエサにもなるため敷きっぱなしの状態でエサを食べ放題にしてあげられるというメリットがあり、広く用いられています。

 

ウサギ飼育の場合には毛繕いの際に飲み込んだ毛球対策にも効果があり、硬い牧草を繰り返し噛むことによって咀嚼回数が増え、不正咬合対策としても用いられます。

また、栄養素的にも食物繊維が多く、低カロリーのため食べ放題にさせても肥満になる心配がないため、小動物飼育の際にはとても重宝されます。

牧草として販売されるペット用品はもとになる植物の種類によって大きく2種類に分けられます。

 

イネ科の牧草

牧草は「イネ科」の牧草と「マメ科」の牧草というカテゴリで大きく2つに分けられます。

まずイネ科の牧草の中で小動物用の床材・エサとして最も一般的なのは「チモシー」です。

 

チモシーと呼ばれる植物はイネ科の多年草であり、日本にも自生している植物です。

そのため、ブリーダーの中にはチモシーを自家栽培して使用している方などもおられます。

 

チモシーは日本にも自生する植物のため、新刈りかどうかなどにもよりますが価格も牧草としては安めで1㎏=1000円程度で購入することができます。

イネ科の植物は食物繊維が多く、咀嚼回数が自然と増えるため毛球対策、不正咬合対策に効果が期待できます。

 

さらに低カロリー、低カルシウムのため肥満や結石系の病気予防にもなります。

しかし、その代わり嗜好性はあまり良くないというデメリットもあります。

 

マメ科の牧草

イネ科の他にはマメ科の植物も牧草として販売されています。

マメ科の牧草として有名なのは、「アルファルファ」や「クローバー」などです。

 

マメ科の牧草の特徴は、タンパク質やカルシウム、ビタミン類などの栄養素が多く含まれていることです。

栄養価が高いこともあり、嗜好性が高くエサとしては重宝されますが逆に食べ放題状態にしておくと栄養過多になってしまい、肥満や結石の原因となります。

 

また、イネ科の牧草よりは柔らかいためハムスターにとってはより食べやすい牧草です。

栽培にはイネ科の牧草よりも手間がかかり、アルファルファなどはほとんどすべてが輸入品になるためマメ科の牧草の方が一般的には、より高額になります。

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ハムスターの床材・エサに牧草は効果的?

では、ウサギ・プレーリードッグなど小動物向けの牧草をハムスターの床材・エサとして用いることにメリットはあるのでしょうか?

結論から言うと、際立つメリットは見当たらないというのが私の個人的な意見です。

 

その理由は床材・エサとしてそれぞれ次のようなデメリットが考えられるためです。

 

牧草をハムスターの床材として用いるデメリット

ハムスターの床材として牧草を用いるとどんなデメリットが考えられるでしょうか?

まず、牧草は主にウサギやプレーリードッグなどの小動物を対象に用意されているためハムスターには全体的に大きすぎるという問題があります。

 

牧草をハムスターの床材として使用するとサイズが大きすぎるためハムスターが見えにくいという根本的な問題があるのです。

さらにハムスターは顔から目が少し飛び出ているように位置しているため、硬い牧草がハムスターの眼球を傷つけてしまうという危険もあります。

 

ハムスターがもともと住んでいる砂地や一般的なハムスター用のウッドチップなら少し目の上についてしまう程度で済みますが、牧草の尖った部分が眼球に刺さってしまうと失明してしまうことも考えられます。

また、牧草は匂いが強くさらに粉が出やすいため、ハムスターがアレルギー反応を示してしまう場合もあります。

 

特にイネ科の牧草の場合、飼い主の私たちもアレルギー反応を起こしてしまうこともあり、そうなると非常に残念な結果となってしまうでしょう。

ハムスター用に多く用いられるウッドチップと比較すると値段的にも牧草の方が高く、逆に吸水性・吸湿性の点では牧草がはるかに劣ります。

 

このようなデメリットを考えると牧草をハムスター用の床材として用いることはあまりおススメできません。

メリットとして挙げられる点もほとんどありませんが、強いて言うならウッドチップは食べられませんが牧草はハムスターのエサにもなり得るという点でしょうか?

 

しかし、牧草を常用のエサとして用いることにもデメリットが考えられます。

では、ハムスター用のエサとして牧草を用いることにはどんなデメリットがあるのでしょうか?

 

牧草をハムスターのエサとして用いるデメリット

牧草をハムスターにエサとして与える場合には人工的な加工が施されているかどうかに注意を払う必要があります。

牧草の中には、防臭加工などが施されている商品もあり、そのような牧草を与え続けることにはリスクが伴います。

 

また、無加工の牧草の場合には逆に虫などの発生する危険が高まり、いずれにしても牧草をハムスター用のエサとして与え続けるにはリスクが伴います。

もし、どうしても牧草をハムスターのエサとして使いたいという場合には、アルファルファの葉のみを集めた商品などを用いて与えることができるでしょう。

 

しかし、その場合にも主食としては高カロリーであるため、おやつとして与える方が無難です。

ウサギなどの小動物にとっては咀嚼回数を増やして健康管理につながる牧草も、ハムスターにとっては少し大きすぎますし、硬さもハムスターにとっては物足りない感じがします。

牧草をエサとしてのみ用いるなら栄養価的にも価格的にも、もっとお手頃なハムスター用のおやつが揃っていますので、そちらをおススメします。

 

まとめ

今回はウサギやプレーリードッグなどの小動物をメインターゲットに販売されている「牧草」について考えました。

昔ならハムスター用の飼育グッズがあまり揃っていなかったこともあり、牧草をハムスター用の床材・エサとして使っていた方もおられたかもしれません。

 

しかし、ハムスター人気の高まりに伴って、現在ではハムスター用の飼育グッズがたくさん揃うようになりました。

飼育グッズの充実は飼い主としては有り難い限りですし、やはりハムスター用に開発された商品の方が使い勝手も良いように感じます。

ハムスターの飼育に使えそうないろいろな商品を探して試してみるのも面白いですが、まずはハムスターの健康を第一に考えて飼育グッズを選んであげるようにしてください。


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