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ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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暑さを乗り切れ!ハムスターの夏バテ対策。気になるクーラーの電気代は?

      2017/09/12

「夏バテする前にやっておこう!すぐできるハムスターの暑さ対策」では、ハムスターの夏場の暑さ対策をご紹介しました。

ハムスターは暑さに弱い動物で、30度を超える夏日が続くとすぐに夏バテを起こして、危険な状態になってしまいます。

今回は、日本の暑い夏をどうやって乗り切るか、夏バテ対策やクーラーについてをご紹介します。

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ハムスターにはクーラーは必須

たまにクーラーなしでハムスターを飼っている人もいますが、それは今にも崩れ落ちそうな橋を、綱渡りしているようなものです。

何とか生きて入るものの、ハムスターには確実にダメージが蓄積され、寿命を縮めています。

 

ハムスターの寿命は2~3年が平均寿命ですが、大事に育てれば5年以上長生きさせることも可能です。

クーラーをつけなくても何とかハムスターが耐えているようでも、つけたほうがいいのは明白です。

30度を超える夏日になるような日は、クーラーの温度は24度~26度に設定して、暑くなりすぎないように調整しましょう。

 

気になるクーラー代

日中家に人がいなくてもクーラーをつける場合、ハムスターのためだけにクーラーをつけるのはちょっともったいない気がしてしまいます。

人がいなくてはクーラーを消すこともできないので、それならずっとつけっぱなしにしていたほうがお得なことがあります。

クーラーをつけっぱなしで、お得になる条件は、住宅の作りに関係があります。

 

・鉄筋の場合、つけっぱなしはお得になる可能性が高い。

ただし、日中が30度以上と夏日が続く場合。

くもりが続くようなら、あまり変化はない。

 

・木造住宅の場合、じつはつけっぱなしはお得。

木造住宅はクーラーをつけてから冷えるまでの最大電気料金が高いので、一度冷やしてしまい、つけっぱなしにするほうが電力を抑えられる。

くもりの場合でも、つけっぱなしのほうがお得になる可能性が高い。

 

このように、一概につけっぱなしがお得になるとは言えませんが、天候をよく読めば、つけたり消したりするよりははるかに電気代を安く抑えられます。

うちは鉄筋のマンションに住んでいたころ、クーラーをつけっぱなしにしていましたが、夏は通常の2000円ほど高くなりました。

 

現在の木造住宅の場合、つけっぱなしで夏は通常より3100円ほど電気代が高くなりました。

どうしても夏はハムスターがいると電気代は高くなってしまいますが、これでかわいいハムスターたちが元気に過ごしてくれるなら、安い物だと思います。

 

夏のお留守番

うちでは日中誰に人がいないので、毎日ハムスターには10時間は真夏日でもお留守番してもらっています。

クーラーをつけていくので、暑さの問題はありません。

旅行に行く場合は、長くても3日までを上限としています。

 

4日以上の日程になりそうな場合は、ハムスターのことを考えて、旅行自体を短く3日までに抑えます。

ハムスターに限らず、ペットを飼っている人ならこれは当たり前のことかもしれません。

夏場でも温度管理さえきちんとしていけば、3日までエサも腐らない、水も足りるのでほぼ問題ありません。

 

夏に4日以上お留守番させる場合

クーラーをつけて温度管理をし、エサと水を十分な量与えていけば、生命維持は可能です。

しかし、それは新鮮なエサと水がある場合に限ります。

ハムスターの主食であるペレットは、腐りにくいことが特徴ですが、4日以上放置は厳しいです。

 

とくに一度ほお袋につめると腐りやすく、ため込む癖があるハムスターの場合は危険です。

水に関しても、水は通常1週間もつとされますが、振動させないと3日で腐るという特徴を持っています。

給水器を何個もつけていったとしても、振動することができないので、すべての水は4日目には腐ってしまいます。

 

そのため、ハムスターを安全にお留守番させるためには、4日目からは友達やペットシッターなどにお願いして、お世話をしてもらいましょう。

もっと長期になる場合は、ペットホテルもおすすめです。

ハムスターはケージが同じものなら、ペットホテルでもあまりストレスを感じずに過ごすことができます。

料金は1日800円~1000円程度が相場です。

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ハムスターの夏バテ対策

夏バテの症状

・巣箱で寝ていない

・床材をかきわけてケージの底でぐったりしている

・金網にしがみついている

・食欲減少がみられる

・水をよく飲む

・呼吸が荒く、ひくひくしている

・外に出たがる仕草が多くなる

・いつもは大人しいのに、飼い主に攻撃的になった

・ほお袋にエサを詰め込まなくなった

 

上記のような行動が複数みられると、夏バテになっている可能性があります。

とくにハムスターは警戒心が高い動物で、巣箱で眠らなくなる場合は、暑すぎて巣箱では眠れなくなっているというサインです。

 

「夏バテする前にやっておこう!すぐできるハムスターの暑さ対策」の対策をして、それでも症状の改善が見られない場合は、獣医さんに診てもらいましょう。

 

床材は紙で通気性をアップ

夏場は湿気がこもりやすい、通気性がない床材は、夏バテしてしまいます。

おすすめは紙の床材です。

紙材は、ふわふわしていて通気性が良く、夏場は熱がこもりくく、体感温度を下げる効果が期待できます。

消臭タイプは夏場発生しやすい臭い対策にも効果があり、飼い主も快適に過ごすことができます。

 

 

 

緊急用!ハムスターがぐったりしている場合

暑い夏、クーラーもつけずに外出した場合、ハムスターが熱中症になってぐったり動かなくなる危険な状態になることがあります。

そんなとき、緊急用でハムスターにするべき対策は以下です。

 

①クーラーがあるならクーラーをつけて、部屋の温度を下げる

※クーラーがない場合は窓を開けて換気する。

ハムスターには扇風機を回して風をあてても体温は下がりません。

扇風機を窓の外に向けると、こもった部屋の熱を逃がして、部屋の温度を2度ほど下げる効果があります。

 

②ミニタオルやハンカチを1分冷凍庫に入れて、少し冷えたそのタオルでハムスターをくるみます。

急激に体温を下げるのは危険なので、少しずつ体温を下げてあげましょう。

 

③回復が見られないようなら、砂糖水を少量飲ませます。

ハムスターが自力で飲めない場合は、スポイトで飲ませると飲ませやすいです。

 

④30分ほどしても体調が回復しない場合、車のクーラーをきかせながら動物病院へ向かいましょう。


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