ハムスターがぺたんこして寝るのが可愛すぎる!無防備に寝る理由
2017/08/21
いつも決まって右足を上にして足を組んでいたり、気が付くと椅子の上でもついあぐらをかいてしまっている…など無意識のうちに自分にとって楽な姿勢をしてしまうことがあるかもしれません。
ハムスターと一緒に生活していると、ハムスターのお気に入りの姿勢を見れるという楽しみもあります。
私たちも個人個人好みの姿勢が異なるように、ハムスターも個体差によっていろいろな姿勢、体勢を見せてくれます。
中には、「そんな体勢で大丈夫なのか?」と心配になる時も…。
今回は、ハムスターが取るいろいろな姿勢のなかでも、特に個性的な「ぺたんこ」状態について取り上げてみたいと思います。
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ハムスターのぺたんこ状態も様々?
ハムスターがぺたんこになることは、寝ている時に多く見られます。
薄っぺらい状態に伸び切ったハムスターはパンケーキのような、つぶれたまんじゅうのような、干物のような…。
とにかくぬいぐるみを見ているような可愛らしい状態になりますよね。
たしかにハムスターは寝ている時にぺたんこになることが多いのですが、それ以外の時にもぺたんこになることがあるのはご存知でしょうか?
また、寝ている時にぺたんこ状態になっている場合でも飼育ゲージの環境やハムスターの気持ちによって、ぺたんこになっている理由は様々に異なっているかもしれません。
まずは、ハムスターがぺたんこ状態で寝ている時の理由について考えてみましょう。
可愛すぎる!ぺたんこで寝るハムスターの理由とは?
ハムスターが体をベタッと床につけて、体も手足も後ろに伸ばし切った状態。それがまさにハムスターのぺたんこ状態です。
そんな無防備な体勢で寝ている姿に毎日癒されている方も多いかもしれません。
もともとは常に外敵から狙われる存在で警戒心もとても強いハムスターが、そんな無防備状態で良いのか?と心配にもなりますが、実はその体勢で寝ている理由は、本当に心配しなくてはならない理由と飼い主を安心させてくれる理由の2つの理由が関係しているかもしれません。
もちろんハムスターは個性豊かな動物ですので、他の理由でぺたんこになるハムスターもいると思いますが、多くのぺたんこ状態で眠るハムスターで見られる傾向は次の2つの理由に大きく分けられます。
飼い主を安心させてくれるぺたんこの理由
まずは、飼い主をうれしい気持ちにさせてくれる理由から考えましょう。
人間に比べると睡眠時間がとても長いハムスター。
1日の睡眠時間で言うと、約14時間前後は寝ている時間というデータもあるほどです。
しかし、ハムスターは私たち人間のようにまとまった長い時間で一気に睡眠をとり、残りの時間に活動するというスタイルではありません。
活動しながら眠くなったら少し睡眠をとるという行動を繰り返し、1日の間に小刻みに短い睡眠をとるのがハムスターの生活パターンです。
そのような生活パターンの理由もハムスターが常に外敵から狙われる存在という弱い立場に起因しており、浅い睡眠を小刻みにとって敵に襲われた時にはいつでも逃げられる状態を保っておきたいというハムスターの本能による行動です。
ハムスターの寝ている時の体勢について考えてみても、ハムスターが常に警戒している動物だということに気付かされます。
例えば、とても可愛く見えるお尻をぺたんと地面につけて座り込んでいるように寝ている状態はすぐに起き上がって逃げられる体勢をとっている証拠ですし、体の片面を下にして横になって寝る体勢もすぐに走り出せるようにという準備状態なのです。
つまり、ハムスターは本来寝ているときであっても常に警戒しており、敵から襲われることを意識しながら寝ているはずだということです。
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信頼しきったぺたんこ
では、ぺたんこ状態はどうでしょうか?
お腹を地面にべったりとくっつけ、手足は後ろ方向にダラーん。しかも口は若干半開き…。
皆さんのお家のハムスターのぺたんこ状態はこのような感じでしょうか?
手足を後ろへ伸ばしてしまっているあたりが、全く緊張感の感じられない状態です。
そう、つまりぺたんこ状態で寝ているハムスターの理由はリラックスしきっている状態と言えるでしょう。
ましてや巣箱内などではなく、飼い主からも見えやすい場所や手のひらの上などでぺたんこ状態をさらしてしまうハムスターは、飼い主のことを信頼しきってくれていると考えてよいでしょう。
むしろ飼い主が見ていてくれるなら、何も怖いものはないと考えているくらいなのかもしれません。
そこまでのハムスターとの信頼関係を築ければ、飼い主としてもとてもうれしいものです。
時たまハムスターを手のひらに乗せて、背中を指でなでるとぺたんこ状態になってくれますが、まだ信頼してくれていないハムスターだとすぐに歩き出そうとしてしまいます。
そこでハムスターが体を動かさずに、撫でられるままでぺたんこ状態をキープしているなら、飼い主との信頼関係はかなり高いと言えるでしょう。
危険なぺたんこ
とても可愛いぺたんこ状態ですが、ときには飼育環境を見直さなければならないシグナルとなる場合もあります。
ハムスターがぺたんこで寝ている場合、大抵はお腹をべったり床に付けているはずですが、そのようにして体の表面積を広げて体の熱を逃がそうとしている可能性も考えられます。
特に陶器のエサ入れや冷感ストーンの上などで常にぺたんこしている場合には、ゲージを置いている室内の温度が高くなっていることが原因ですので、ハムスターにとって快適に過ごせる20℃~26℃前後に室内温度を調節するようにします。
もしあまり高くない室温であっても、そのような状態が続くなら体力が失われ夏バテ状態に陥る可能性があります。
暑さゆえのぺたんこ状態である可能性が高い場合には、早めに室温を下げるようにすることが大切です。
また、稀ですが冬場にはハムスターがヒーターマットの上でぺたんこ状態になっている場合もあります。
これも室温によって起きているぺたんこですが、暖かい場所が確保されていればハムスターはそこでぺたんこになったり、熱を逃がさないように丸くなって寝たりできるため寒い場合には、それほど敏感になる必要はないでしょう。
ハムスターは寝ている時以外にもぺたんこになる?
ハムスターがリラックス状態のときにぺたんこで眠ることもありますが、その逆の理由でぺたんこ状態になることもあります。
体の体勢を低くし、地面に体をくっつけてぺたんこになりながら移動している場合などがそうです。
この場合には、ぺたんこで寝ている時とは逆に周囲の状況にとても警戒している状態です。
ペットショップから買ってきてそれほど時間が経っていないハムスターをゲージの外に出したり、散歩させようとした場合にハムスターがぺたんこで動き回ることがよくあります。
もしハムスターがそのような行動を取っていたら、完全にストレスを感じていますのですぐにゲージに戻してあげてください。
ゲージの外を散歩させたり、手のひらに乗せてスキンシップを取るのはもう少し環境に慣れてからにしてあげましょう。
まとめ
ハムスターが取る行動の多くはハムスターの気持ちを表しています。
ハムスターは鳴き声や体の症状で気持ちを表す動物ではないため、行動や仕草からハムスターの気持ちを推察してあげることもハムスター飼育の大切な要素と言えるでしょう。
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