ラブハムスター

ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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ハムスターにできる黒いできもの、かさぶたは病気?原因と治療法

      2018/07/05

人は生きていれば必ず病気をします。

それはハムスターなどの動物も同じです。

私たちは痛いところや悪いところがあれば、それを訴えて治療をしてもらうことができます。

しかし、それは人間だけで、ものを言うことができないハムスターの悪いところや痛いところは飼い主が察知してあげなくてはいけないのです。

ここでは、ハムスターに多い黒いできものである腫瘍について説明します。

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ハムスターは痛いところを隠す?

これはよく言われていることですが、ハムスターは痛いところや悪いところを隠す習性があるようです。

わたしもハムスターを飼って長いのですが、痛いところを隠すといった行動はわかるような気がしますね。

というか痛くても走り回ってるというか、何もないような感じなんですよ。

 

だから今回の黒いかさぶたみたいなのができたときもなんだろうなって感じだったんです。

痛そうでもないし走りも達者で、回し車をぐるんぐるん回してましたからね。

 

で、気になったので病院に連れていったら「腫瘍です」なんて先生に言われてびっくりですよ。

良性の腫瘍だから簡単な治療でそのときは治ったのですが、ハムスターはほんとうに人騒がせですからね。

 

たまに気絶したみたいに倒れるときがあって、それもびっくりしたのですが、それは習性だって言われて思わずハムスターをこづきたくなりましたよ。

そんな感じでハムスターは何て言うのかな、弱味を見せない動物だと思うんです。

これって自然界では弱者が持つ本能みたいなものですかね。

 

足が痛いからって引きずっていたら、「足が痛いので走れません」なんて宣言しているようなものですから。

そんなことしてたら、喜んでキツネなんかが捕まえにきますしね。

 

ということで、もうおわかりだと思うのですけど、ハムスターの痛いところや悪いところ、怪我や病気は飼い主が見つけてあげなくてはいけません。

隠すといっても骨折していれば走ることはできませんから、さすがにわかりますけどね。

 

ハムスターも飼い主くらいには心を許してくれたらいいのですが、これも習性ですから仕方ないですね。

ですから、毎日のハムスターの観察はしっかりと行いましょう。

可愛いですから、毎日しっかりコミュニケーションとってたら大丈夫ですよ。

 

黒いかさぶたって何?

長いことハムスターを飼っているとハムスターのちょっとしたしぐさや行動で体調がどうなっているのかわかるときがあります。

生理現象などはとくにわかりやすいですよ。

多いのは下痢ですね。それと急に太り出すときがあります。

 

おやつをよく食べてくれるので調子にのってやりすぎたらそれは飼い主の責任ですけど、普通に餌を与えていて太り出したら心配ですよね。

急な体重の変化や下痢、そして脱毛などはあきらかにハムスターの不調です。

これもなんとなくですけど、すぐに病院へってパターンと様子見のパターンがありますね。

それと悲しいことに手遅れかなって思うこともあるんです。

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黒いかさぶたは腫瘍

話が脱線しちゃいましたけど、黒いかさぶたですね。

これは前述してますけど腫瘍です。

 

腫瘍って聞くと怖い病気のように思えますけど、ハムスターには一番多い病気なのです。

人間でも同じなのですけど、腫瘍は細胞が増殖した形です。

異常な細胞が増殖をすることでできるデキモノのことですね。

 

それがかさぶたのように見えるというわけです。

これには良性と悪性があります。

悪性の場合はガンになるケースがほとんどですから、これはもうどうしようもないです。

 

特効薬もないかな。

治療できるケースもあるようですが、そこは飼い主としてどうするかですよ。

 

ハムスターは寿命が2年しかありませんから、お金をかけて治療してあげるのか(かなりお金がかかります)、そのまま余生を送らせるのかですね。

ちなみに寿命がきた場合は体の抵抗力がなくなって腫瘍ができることがあります。

これはもう寿命と思って治療はパスしてますよ。

 

かわいそうなようですけど、ほんとにこれはしかたないです。

むしろ、自分にとっては命のはかなさを知るいい機会になってますね。

 

腫瘍ができる原因

腫瘍ができる原因は、食べ物や生活習慣から影響を受けるとされています。

ストレスなども免疫効果を弱めることがあります。

腫瘍の黒いかさぶたもお腹のようなわかりやすいところにできたらいいのですが、背中だと黒いかさぶたができても見た目では分かりにくいです。

 

ですから、背中なんかも触らせてくれるハムスターだったら毎日しっかりとさわってあげて腫瘍ができていないかチェックしましょう。

黒いかさぶたというのは出血していることが多いです。

 

そして悪性のパターンですね。

できものでも黒くなければ良性のケースも多く、実際には自分で判断はできないので、できるだけ早く病院に連れていきましょう。

家でできることはそれほどないです。

 

温度管理をしっかりして餌はできるだけ食べてもらうくらいですね。

ストレスを与えないために薄暗くしてそっとしておいてあげましょう。

 

病院での治療

病院での治療は薬での痛み止や延命です。

病院によっては腫瘍を手術によって取り除いてくれるところもあるようです。

 

これは、飼い主の判断によりますが、先生の説明もしっかりと聞きましょう。

腫瘍ができるとかなり痛いらしいです。

 

しかし、まったく普通に走り回ったりするんですよ。

そのあたりがけなげだなと思うので、できるかぎりのことはしてあげたいですね。


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