初心者必見!元気な赤ちゃんを産むためのハムスターの出産まとめ
2017/11/21
1匹飼育でも十分ペットとしての魅力を備えているハムスターですが、赤ちゃんハムスターを見てみたいと思うこともあるかもしれません。
しかし、ハムスターの繁殖を考えた場合には常に生まれる子ハムスターのことを考えて、準備を進めなければなりません。
子ハムスターの成長についても考えれば、さらにいろいろな疑問が浮かんでくることと思います。
今回はハムスターの出産に焦点を当てて、母親ハムスターが安心して出産できるようにどのような日常管理をすればよいのか?
また、出産後のケアやハムスターの出産に関する基本情報をまとめたいと思います。
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ハムスターの出産基本情報
赤ちゃんハムスターを自宅で見たいと思うのであれば、まずは正しい知識を身に付けなければなりません。
知識に伴って、生まれてくる赤ちゃんハムスターの将来の生活場所はまず最初に確保しておきます。
生まれてくるすべての赤ちゃんハムスターを自宅でお世話することはできるでしょうか?
もしくは引き取ってくれる方がすでにいるでしょうか?
もしまだ行先が確保できていないようであれば、ハムスターの繁殖は控えた方が良いでしょう。
ハムスターの繁殖・出産についての正確な情報と子ハムスターの行先を決めることが大前提になります。
では、ハムスターの出産についての基本情報をひとつひとつ取り上げてみましょう。
ハムスターの出産では何匹くらいの赤ちゃんが生まれるのか?
赤ちゃんハムスターの行先を決めるにあたってもこの疑問はとても大切です。
しかし、簡単に述べると生まれてくる赤ちゃんの数は正確には分からないというのが答えです。
それは、母親ハムスターの出産経験、生活環境、栄養・健康状態などによって大きく左右されるからです。
基本的には若い初産の母親ハムスターや高齢出産のハムスターの場合には赤ちゃんの数は少なくなり、肥満や痩せすぎな母親ハムスターの場合も同様です。
しかし、それ以外の様々な影響を受けて、赤ちゃんの数は変化します。
基本的にはゴールデンハムスターなどの大型種で5~10匹前後、ジャンガリアンなどのドワーフ種で3~7匹前後が目安と言えるでしょう。
しかし、それ以上の赤ちゃんハムスターが生まれることももちろんありますので、子ハムスターの行先は多く確保しておきましょう。
母親ハムスターの出産適齢期間は?
成長の早いハムスターは生後2か月ごろからメスは性成熟し始め、出産が可能になるようです。
これはゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスターなどにも大体共通する期間です。
逆にドワーフ種なら1年半、ゴールデンハムスターなら2年が母親ハムスターの出産可能期間ギリギリになります。
この生後2か月から1年半または2年くらいまでというのは、そのくらいの年齢で出産が可能ということであって、若すぎるもしくは高齢の母親ハムスターの出産場合には様々なリスクが高くなります。
出産の適齢期は生後6か月から1年以内と言えるでしょう。
母親ハムスターの妊娠期間は?
母親ハムスターが妊娠してから実際に赤ちゃんハムスターが生まれるまでの妊娠期間は種類によっても多少異なりますが、概ね2週間から3週間ほどです。
さすがネズミ算と評されるだけあって、とても短い妊娠期間です。
この短い妊娠期間の間に、母親ハムスターが安心して出産できるように体調や環境を整えてあげる必要があります。
では、どんな事前準備が必要なのでしょうか?
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母親ハムスターの出産までの日常管理とは?
母親ハムスターが妊娠してから出産に至るまでの短い期間、どのようなお世話をしてあげればよいのでしょうか?
人間のお母さんと同じく、母親ハムスターも出産・その後の育児にとてもたくさんのエネルギーを使います。
そのため、母親ハムスターは妊娠期間中にたくさんの栄養を取り入れる必要があります。
父親ハムスターと母親ハムスターを一緒のゲージに入れて、妊娠の可能性があるならば母親ハムスターに与える餌の内容を少しずつ変更してあげてください。
通常の基本食ペレットに加え、カルシウムをたくさん摂れるようにチーズや小動物用ミルクを与えるのも良いでしょう。
また動物性タンパク質を摂取できるように煮干しやミルワームを与えることも有効です。
このような動物性タンパク質を与えることは赤ちゃんハムスターが生まれた後にも、ハムスターが授乳したり、子食いを防ぐのに効果的です。
また、ビタミンも通常より必要とするため青物野菜や水分が多すぎない果物を与えることも出産に向けた体をつくるのに役立ちます。
しかし、これらの栄養素は2~3週間の短い妊娠期間にだけ与えるというよりは、普段から与え続け、妊娠期間には特にいつもより多めに与えるというイメージの方が適切です。
特にハムスターの繁殖を計画するなら普段から栄養素を意識した食事を心掛けて下さい。
また、妊娠期間後期にかけては腐敗しやすい、または水気の多い餌は与えないように注意します。
これは、赤ちゃんハムスターが生まれた後、巣箱やゲージ内の掃除がしばらくできなくなってしまうためで、餌が巣箱内で腐敗したり、水分によって腐敗が進んだりすると赤ちゃんハムスターのその後の成長に悪影響を及ぼしてしまうためです。
出産が数日後と予想される場合には、ペレットなどの餌を中心に与えるようにしてください。
また、ゲージ内の掃除については妊娠初期には通常と同じで問題ありませんが、妊娠後期にはあまり巣箱内をかき回さないようにして、そっとしておきます。
出産が近づいてくると母親ハムスターの動きもゆったりとしてくるため、判断することができます。
また、妊娠期間全体を通して床材の全取り換えは控えるようにし、全体の半分程度は匂い残しのためにそのままにしておきます。
餌置き場や砂場、トイレなどの場所を重点的に掃除するようにし、巣箱は安心して休める状態にしてあげることを意識します。
出産後の母親ハムスターのケアや注意点
出産後も母親ハムスターは赤ちゃんハムスターのお世話で大忙しです。
通常よりも体力を必要とする時期ですので、栄養価の高い小動物用ミルクを引き続き与えるのも良いでしょう。
出産から1週間前後経つと母親ハムスターは通常食を少しずつ食べ始める赤ちゃんハムスターのために巣箱にエサを運ぶようになります。
出産後3週間程度は巣箱の掃除は控えた方が良いため、このときにも巣箱を汚してしまう可能性のある水分の多い餌や腐敗しやすい餌を与えることは避けます。
具体的には水分の多いミカンやメロン、スイカなどの果物、また腐敗しやすいチーズなども少量にします。
出産後の母親ハムスターは赤ちゃんハムスターが乳離れするまで非常に気が立っています。
そのため、一番の産後のケアはちょっかいを出し過ぎずに、そっとしておくことです。
赤ちゃんハムスターを一目見たい気持ちは理解できますが、その後の成長を考えてここはグッと我慢しましょう。
まとめ
小さな体でたくさんの赤ちゃんハムスターを出産する母親ハムスター。
体力的にも精神的にもとても疲れるはずです。
しかし、子ハムスター達が乳離れすれば母親ハムスターはまた妊娠が可能ということで凄まじい母親の力です。
しかし、それはあくまでも繁殖を中心に置いた考え方ですので、母親ハムスターのために絶対に避けましょう。
また、日本の気候で室内であればハムスターは年中繁殖が可能ですが、母親ハムスターと赤ちゃんハムスターの健康のために出産の時期は春か秋の穏やかな気候の時期にしてあげてください。
元気な赤ちゃんハムスターが生まれてくるためにはとても重要な母親ハムスターの出産のためのケア。
十分前もって計画し、母親ハムスターが安心して出産できるようにしてあげましょう。
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