オスとメスでは全く異なる性別の違い。見分け方から相性まで
2017/11/29
人間でも人によって個性は様々ですが、ハムスターの同様です。
人に慣れやすい子がいたり、食い意地が張った子がいたり、やたらと脱走の上手な子がいたり…。
ハムスターをこれまで複数飼ってこられた飼い主さんなら、ハムスターの個性の豊かさにも納得するはずです。
しかし同時に、ハムスターの個性や特徴は様々ですが、男女の差によって一定の傾向や違いが見られるのも事実です。
今回はハムスターの男の子と女の子の違いについて、そのテクニカルな見分け方から性格の傾向などを取り上げたいと思います。
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ハムスターのオスとメスの見分け方は?
ハムスターを飼い始める時にはオスメスどちらを飼うことにするか、あらかじめ決めておられる方も多いかもしれません。
そのような場合には特に、やはり自分自身でも性別のテクニカルな見分け方をしっかりと覚えておきたいものです。
まず、ペットショップでハムスターを購入する際には店員さんが性別を間違えてしまうこともあり得るということを覚えておきましょう。
ペットショップで一般的に販売されているハムスターの多くは生後1か月ほどの子ハムスターです。
つまり、まだまだ子どもで性別の判断が大人のハムスターに比べると難しいということ。
完全に店員さん任せにしてしまうと間違えていることもあり得ますので、どちらが飼いたいということがはっきりしている場合には、自分でも確認するようにしてください。
ペットショップの店員さんも行っているハムスターの性別の見分け方は、尿道口から肛門までの距離を比較する方法です。
ペットショップの店員さんはオスメスを見分ける時にハムスターをひっくり返して、ハムスターのお腹側を見ているはずです。
違いは、オスは尿道口から肛門までの距離が長く、メスはそれに比べて短いという特徴です。
この特徴はハムスターがまだ子どものときにも比較的はっきりとしており、性成熟していない場合にも用いられる方法なので覚えておくと良いと思います。
店員さんを信用しないわけではありませんが、子どもの小さなハムスターなら簡単にひっくり返してお腹の側を見ることもできますので、購入する前に一応確認することをおすすめします。
オスのハムスターの特徴は?
ハムスターを性別で考えた場合、やはり一番気になるのは性別による性格の違いではないでしょうか?
では、まずオスのハムスターはどのような性格上の特徴があるのでしょうか?
オスのハムスターの性格
ハムスターのオスは自然界でも広い縄張りを持ち、侵入者を常に警戒しているため、飼育下でも縄張り意識が強い傾向があります。
そのため、複数飼育や別々のゲージであっても何匹ものハムスターを同じ部屋で飼育するという場合には、おすすめできません。
もちろんメスのハムスターも他のハムスターの匂いによって影響を受けますが、オスの場合にはそれが過度なストレスとなり、衰弱してしまう場合もあります。
このような傾向も踏まえ、オスのハムスターはメスのハムスターよりもストレスに弱い傾向があると言えます。
また、オスのハムスターの別の特徴として好奇心が旺盛という点も挙げられます。
自分の縄張りをさらに広げるためにハムスターのオスは様々な新しい場所に行ったり、そこで新しいものに出会ったりするということも関係しているのかもしれません。
この好奇心が旺盛という特徴ゆえに、エサを手から受け取ったり、手乗りになりやすかったりするのはオスの方が早いような気がします。
これまで飼ったオスのハムスターはペットショップから帰ってからすぐに巣箱から顔を出してこちらの様子を伺ったり、ゲージ越しのエサに釣られて恐がりながらもソロソロと這い出して来るという子が多かったです。
また、性格が安定しており変化が少ないという特徴もあります。
オスのハムスターの場合、手乗りしている時にも噛まれたりするということはほとんどありませんでした。
これはもちろん飼い方やハムスターそれぞれの性別とは関係のない性格もあると思いますが、オスのハムスターの方が急に噛みつかれるということは無かったように思います。
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ハムスターオスの特徴まとめ
オスのハムスターのペットとしてのメリットとしては、好奇心が強く、人慣れしやすいという点があると思います。
また、性格の変化も少なく安定しているため、一度信頼関係を築くことができればその後の飼育も楽に行えます。
ハムスターと多く触れ合いたい方や、飼育経験が多くないという方には私はオスのハムスターをおすすめします。
逆に、ストレスに弱く環境変化にも弱い面があるという点は初心者の方にとっては少し注意の必要なポイントでしょう。
人から触られることはハムスターにとってはやはりストレスとなりますので、オスのハムスターが手乗りになりやすいということでの触りすぎには注意が必要です。
メスのハムスターの特徴は?
では、一方メスのハムスターにはどのような特徴があるのでしょうか?
人間でもそうですが、メスのハムスターは年齢の変化とともに性格やかかりやすい病気が変化することがあるという点は覚えておく必要があるでしょう。
子どものハムスターを出産するかどうかという点もこの体質の変化には大きく影響します。
1歳以上の高齢で出産を経験する場合や1歳半前後を過ぎるとメスのハムスターはメス特有の病気に感染しやすくなってしまいます。
メスの場合には、性格に加えて体調面でも変化が大きいというポイントを押さえておく必要があるでしょう。
メスのハムスターの性格
では、性格面ではメスのハムスターはどんな傾向が見られるでしょうか?
体調やホルモンの変化から、メスは気分屋のハムスターが多いように思います。
私の経験では、オスと比べるとメスのハムスターに突然威嚇されたり、噛まれたという経験の方が多いように思います。
慣れているはずでも、その時の気分で反応が異なる場合が考えられます。
その一方で、環境の変化や音などのストレスにはオスに比べて強いというペットとしてのメリットもあります。
これはあくまでも人間側からのメリットというだけで、ハムスターにとってはストレスは無いに越したことはないので注意が必要ですが、初心者の方の場合には知らないうちにハムスターにストレスを与えてしまうこともあるため、メスはその点飼いやすいと言えるでしょう。
また、オスに比べると食欲旺盛でふっくらとする傾向があります。
ハムスターの可愛らしさの特徴であるエサを食べる姿を見せてくれる機会も多いはずです。
ハムスターメスの特徴まとめ
ハムスターのメスは少し気分屋な感じもしますが、新しい環境やその後の変化に順応しやすいという点では、飼いやすいと言えるでしょう。
ハムスターを観察して一緒に過ごしたい。エサを食べている姿など可愛らしい動作を見たいという方にはメスのハムスターがおすすめかもしれません。
また、メス特有の病気にかかる可能性があるという点では、動物病院をあらかじめ探しておいたり、かかりつけの動物病院を設けておくことも助けになると思います。
まとめ
ハムスターの性別の違いによる特徴について、いかがでしたか?
私たちと共通するように感じる点もいくつかあったかもしれません。
もちろん性別だけでなく、ハムスターの個性も関係しますが、一番大切なのは飼い主がハムスターとの信頼関係をしっかりと築くことです。
毎日のエサやりや掃除をきちんとおこなってあげることで、オスであれメスであれ、ハムスターとの良い関係を築くことができるはずです。
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