品種ごとにハムスターの性格はここまで違う!見分け方まとめ
2017/12/04
皆さんはハムスターに対してどのような性格というイメージを持っているでしょうか?
「人懐っこい?」それとも「警戒心が強い?」
「おだやかな性格?」それとも「攻撃的?」
実はハムスターの飼育経験がある方と言えども、その意見が一致しにくいのがハムスターの性格の特徴です。
なぜなら、ハムスターは種類によっても性格が大きく異なり、個体差や飼育環境、育て方なども性格の変化に関わってくるからです。
今回は日本でペットとして飼育されることの多い5種類のハムスターの性格に注目して、ハムスターの品種ごと、そしてその他の要因も含めた性格の傾向をご紹介します。
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まずはハムスターとの信頼関係を
まず、品種ごとの性格の違いをご紹介する前に大前提として覚えておきたいのは、ハムスターは基本的に警戒心の強い、臆病な生き物であるということ。
人前に出てきてエサを手から食べたり、手乗りして散歩したりもしますが、それはお腹が減っていたり、飼い主との信頼関係が保たれているからこそです。
ペットショップからお家に連れてきたその日からハムスターを手に乗せたり、スキンシップを図ろうとすることは注意が必要です。
個体によっては、初日から触られても全然平気という子も確かにいますが、基本的には最初は距離を置いて様子を見るようにしてください。
ハムスターの種類に関わらず、ハムスターとはファーストタッチが大切です。
ハムスターが飼い主に対して最初に恐怖心を抱いてしまうと、その後に信頼関係を築くことがとても難しくなる場合があります。
購入後、まずはしっかりと日常のお世話を行って、ハムスターとの信頼関係を築いてください。
ゴールデンハムスターは頭がよく、ゆったりした性格
ハムスターの中でも人気の高いゴールデンハムスターは、頭が良いことでよく知られています。
飼い主の声を覚え、呼びかけると反応して巣箱から顔を見せてくれたり、エサを受け取りにやって来たりと、ハムスターらしい可愛らしい姿を見せてくれます。
信頼関係を築き、ペットらしい付き合い方が最もしやすいハムスターと言えるでしょう。
書籍などにはあまり人間を噛むことは無いと書かれていることが多いゴールデンハムスターですが、最初に怯えさせてしまったり、病気にかかって気が立っている時には人間を噛むこともあります。
私の場合には、腹部に腫瘍ができてしまったゴールデンハムスターが急に気が荒くなり、ゲージ越しに噛まれてしまったことがありました。
ゴールデンハムスターは体が大きいこともあり、もし噛まれてしまうと大変痛みます。
私の場合にもかなり出血してしまった記憶があります。
ゴールデンハムスターに万が一噛まれてしまった場合には、傷口の消毒をするとともにアナフィラキシーショックにも注意が必要です。
また、頭が良いだけに飼い主を危険な存在として一度把握してしまうと、その後の関係性の回復がとても難しい品種でもあります。
ゴールデンハムスターを飼い始めた時には特に、初めに怖い思いをさせたり、ちょっかいを出し過ぎないように気をつけてください。
基本的にはおっとりとした性格の個体が多く、体の大きさが苦にならなければ手乗りハムスターとしてスキンシップを取ることも可能です。
物怖じしないジャンガリアンハムスター
ジャンガリアンハムスターは日本でも最もポピュラーなハムスターと言えるハムスターです。
多くの人に飼育されている人気の高いハムスターであるということには、やはりそれなりの理由があり、ジャンガリアンハムスターは人慣れしやすい性格で知られています。
人慣れしやすいというのはとてもポジティブな言い方で、別の言い方をするとあまり頭はよくありません。
飼い主以外の人からもすぐに手渡しでエサを受け取ったり、自分から積極的に手に乗っていったりすることもあります。
この点、ゴールデンハムスターとは逆に一度怖い思いをさせてしまったとしても、その記憶から飼い主をずっと受け入れないといったことはあまり起きません。
また、噛まれることも多いという記事を目にする機会もありますが、私はこれまでジャンガリアンハムスターに本気で噛まれたことはありません。
噛まれたと言っても、「手から降ろしてくれ~」程度の甘噛みだけなので、噛まれてもそれほど気にするものではありませんでした。
ジャンガリアンハムスターは体も大きくないため、小さなお子さんのいるお家でも飼いやすく、
ハムスターと積極的にスキンシップを取りたい方にはおすすめなハムスターです。
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ペットというよりは観賞向き。ロボロフスキーハムスター
複数飼育が可能なハムスターとして知られるロボロフスキーハムスター。
これは可能な個体もいるということであって、ロボロフスキーハムスターなら必ず複数飼育ができるというわけではありません。
性格も特に穏やかだから複数飼育ができるというわけではなく、とても活動的です。
動きも活動的で野性的な為、飼い主にもあまり懐くこともありません。
手に乗せたり、エサを手から受け取ったりというスキンシップ型というよりは小さくて可愛らしい姿や他のハムスターと接する様子を観察するという観賞型のハムスターと言えるでしょう。
意外にも人に慣れやすいチャイニーズハムスター
他のハムスターに比べるとしっぽが長く、平衡感覚がとても優れているチャイニーズハムスター。
そのしっぽの長さやシュッとした顔つきからも想像できるように、動きもすばやく、高い場所にもスイスイ登ってしまうハムスターです。
しかし、その野性味あふれる動きとは裏腹に、飼い主には懐きやすいという性格の持ち主です。
チャイニーズハムスターは頭がとても良いため、丁寧に毎日のお世話をしていると飼い主をしっかりと覚え、「自分にとって益になる人物」として認識してくれるためです。
トイレなどのしつけもしやすいハムスターで、自分の糞の臭いのするきまった場所に決まってトイレするようにしてくれるのも、飼い主としてはうれしいポイントです。
野性味ある動きで素早いので注意が必要ですが、手乗りにもなりやすいハムスターで、スキンシップを図ることも可能です。
ただし、縄張り意識は強いので、他のハムスターや同じチャイニーズハムスターとも複数飼育はできません。
頭が良いハムスターなので、ゴールデンハムスターの場合と同じく、最初のファーストタッチは驚かせないように注意して、長い信頼関係を培いたいハムスターです。
初心者には注意が必要。キャンベルハムスター
カラーバリエーションが豊富なキャンベルハムスターは初心者の方が注目しやすい種類のハムスターかもしれません。
姿も小さくて可愛らしく、これまでに見たこともない毛色のハムスターもいるので、ついつい飼いたくなってしまう魅力的なハムスターです。
しかし、キャンベルハムスターを飼育するにはそれなりの経験が必要な種類のハムスターでもあります。
ドワーフハムスターの中では人に慣れにくく、噛みつかれてしまうことも多い種類です。
ハムスターとのスキンシップを図りたい方やハムスター飼育に慣れていない方にはあまりおすすめできない種類のハムスターと言えます。
まとめ
今回は、人気の高い5種類のハムスターの性格について考えてみました。
ハムスターといっても、種類によってじつにさまざまな性格があります。
しかし、種類によるだけでなく、個性によっても性格は大きく異なるのも事実です。
ペットショップで購入する場合には、ゲージの中での様子をよく観察してみてください。
他のハムスターにちょっかいを出している子、そんなことはお構いなしにずっと寝ている子、同じ種類、同じくらいの年齢のハムスター、もしかしたらきょうだいかも?しれませんが、個性がそれぞれ見えてくるはずです。
性格を含めて、自分の飼いたいと思うハムスターに出会えれば、とても楽しい経験です。
まずは、ハムスターをよく観察することから始めてみてください。
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