ラブハムスター

ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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ハムスターのいびき・寝言の種類。危険な病気のサインについて

   

ハムスターはいびきをかくかというと、いびきをかく動物です。

人間でもいびきをかく人とかかない人がいるように、個体差がありますが、いびきをかくハムスターは頻繁にかきます。

うちのハムスターも他のハムスターはいびきを聞いたことがないのに、キャンベルのちゅうくんと、ロボロフスキーのメルちゃんだけは1週間に1度はいびきをかいている姿を目撃します。

今回は、ハムスターのいびきについて、危険ないびきはあるのかなどををご紹介します。

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ハムスターも夢を見る?

ハムスターも夢を見るのかというと、哺乳類は夢を見るとされています。

それを裏付ける説は数多く、犬や猫も毎日のように夢を見ているとされています。

 

たとえば犬が寝ているのにうなり声をあげることがありますが、これは夢の中で敵と対峙していると考えられます。

犬も本能が強い動物ですから、夢のなかでも敵に出会うと、思わず威嚇をしてしまうんですね。

犬は睡眠中の動作も大きく、足をバタバタさせたり、なにか獲物を求めて走っているかと推測されますが、ハムスターはなんの夢を見ているかまでは推測がしずらい動物です。

 

ハムスターと睡眠の関係

ハムスターは1日のあいだに14時間以上も睡眠にあてており、犬や猫と比べても多い睡眠時間です。

これは、生態系の中では下位に属するハムスターは、睡眠中敵から襲われる危険があるため、睡眠を細切れにしかとれないためです。

 

熟睡しては襲われてしまうため、浅い眠りを繰り返して睡眠を補っているんですね。

人間は生命体で上位に位置し、ほとんど天敵がいないため、8時間睡眠と、動物のなかでは睡眠がとても短く、深く眠ることができます。

 

ハムスターは1日のあいだに50回も睡眠を中断し、細切れに睡眠をとっています。

天敵が多く、狙われやすい分、こうした細切れの睡眠で身を守っているんですね。

 

体も動くレム睡眠

睡眠には深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠があります。

ハムスターの睡眠のほとんどはレム睡眠で、熟睡できる時間は長くありません。

 

そして、いびきが出やすく、夢を見やすいのもこのレム睡眠のときです。

レム睡眠は脳は浅い眠りについていますが、体が夢の内容に反応してしまうため、手足がぴくぴく動いたりしてしまいます。

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ハムスターの寝言

ハムスターは普段声を発さない動物ですが、しっかりと声帯はあります。

声を発さないのは、ハムスターは単独行動をする動物であり、声によるコミュニケーションをあまり必要としないことが大きいです。

 

しかし、眠っていると自分でも分からないうちに声を出してしまうので、普段は聞けない、ハムスターのかわいいいびきを聞くことができます。

いびきには明確な声というものはないですが、以下のような寝言がよく聞かれます。

 

いろいろな寝言の音

 

・キューキュー

・チーチー

・ジィー

・プキュー

・プープー

 

いびきをかいて寝るハムスター

 

「プップップップップッ」と、小刻みに揺れながらいびきをかいているロシアンブルージャンガリアン。

激しいいびきなので、敵に追われている怖い夢を見ているのかもしれません。

このようなときうっかりゆすって起こしてしまうと、飼い主に対しての怖いイメージを植え付けてしまうことがあるので、起こさないようにしましょう。

 

いびきによる病気の可能性

ほとんどの場合、睡眠中にだけ聞かれるいびきは問題ありません。

しかし、一部のケースではいびきに呼吸器系の病気の可能性などが含まれます。

どのようないびきが病気の可能性があるのかをチェックしてみましょう。

 

呼吸器系の病気

・肺炎

・肺水腫

・鼻炎

 

このような呼吸器系の病気になると、睡眠時でも息がしずらそうな、「プシュプシュ」「ぴゅーぴゅー」というようないびきを発するようになります。

いびきというよりは、鼻から音が漏れ出すような音なのが特徴です。

ただ、呼吸器系の病気の場合は起きている間も異常な声を発するので、それが普通のいびきとの違いです。

 

ストレスによる病気

同じケージ内で多頭飼いをしている場合、ハムスター同士で喧嘩したり、仲が悪いと、弱い立場のハムスターは夢の中でうなされることがあります。

夢の中でもハムスターにいじめられたり、ストレスを抱え、ギーギチィーと苦しそうな寝言を発します。

 

ストレスが強くなると、突然飛び起きてハッとしたり、驚いたようなしぐさが見られるケースがあります。

寝ているとき、敵から逃げ出そうと手足をばたばたさせるしぐさが見られる場合もあります。

 

ここまでになると、対処法はケージを別にするしかありません。

もともとハムスターは多頭飼いに向かない動物なので、目に分かる喧嘩がない場合でも、できるだけケージは分けるようにしましょう。

 

鼻水からの肺炎

うちで飼っていたハムスターに、「プシュー・・・」といびきをかいているジャンガリアンの小次郎くんがいました。

夕方起きだしたころに見てみると、鼻水も垂らしていたので風邪かなと心配して、すぐに病院へ連れて行くと、肺炎になりかけていることが判明しました。

 

「風邪をひいていて、病状が進行して肺炎になったのだろう」と獣医さんから言われましたが、いびきに気が付かなかったらもっと発見するのが遅くなっていたかもしれません。

通常とは異なるいびき、プラス、食欲低下や鼻水、血尿や動きが悪いなど、何かほかの症状が合併して見られる場合、何かの病気のサインかもしれません。

ハムスターの病状の進行は早いので、気が付いたら早めに病院へ連れて行きましょう。


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