ラブハムスター

ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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ハムスターが喜ぶことはこれだ!食べ物やおもちゃ、接し方まで

      2018/10/08

ハムスターを飼っていると、小さいながらもそれぞれに個性があることがわかります。

大人しいハムスターや、活発で脱走ばかりを企てるハムスター、それぞれ見ていて面白いです。

今回は、ハムスターが喜ぶことをまとめてご紹介します。

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ハムスターが喜ぶ環境とは?

ハムスターが喜ぶ環境について、いくつか取り上げてみたいと思います。

やはり、ハムスターは人工繁殖であっても、本来の習性が色濃く残った動物ですので、それに合わせた環境に慣れさせる方が、ハムスターは喜ぶというものです。

 

・巣作り(寝床)が作れる狭くて暗い、ハムスターの居場所をケージ内に作る

・地面を掘る動作ができるように、床材はなるべく厚めに敷いておく

・体を清潔に維持できるように、乾燥した専用の砂を入れた砂場をケージ内に設置する

 

・明るく直射日光の当たらない静かな部屋で、静かでいつでも寝られる環境があること

・歯の伸び過ぎを予防するため、かじり木など、好きなだけかじる事ができるアイテム

・巣作り(寝床)が作れる安全な素材がケージ内にいつでもある

 

・運動ストレス解消の回し車を必ず設置する

・あまり多くのハムスターを同じケージで一緒に飼わない

 

いってみれば、ハムスターらしい生活ができる環境をケージ内に揃えてあげることですね。

また複数飼う場合でも、基本は単独で飼うのが好ましいとよく覚えておくと良いです。

 

ハムスターの慣らし方

よく頻繁に活動する、夕方から夜におやつを与え、その時に手から手渡すことを続けると、徐々にハムスターは、人の「手」を怖がならくなります。

ハムスターにとって、人の手は巨大な物体が目の前にあるのと同じで、「食べられてしまう!」

 

と、とても怖がるので、おやつを与えるときは、動作をゆっくりで、手はジッと停止したまま、ハムスターが自分で取るまで根気よく待ちましょう。

最初は匂いを嗅いでから口でおやつを引っ張りますが、最初はケージ内に指を入れない方が良いです。

 

餌と間違えてかじって痛い思いで、思わず大きな声や、手を払うと、ハムスターは驚いて余計に警戒して慣れてくれません。

また、一度におやつで慣らすよりも、数回で留めて毎日やる方が早く慣れてくれます。

 

ハムスターも記憶力はあるので、一度喜んだおやつの記憶は、ずっと残しているものなんです。

言い方は悪いですが、やはりハムスターを喜ぶのは、最初は餌なんですね。

 

少しずつ慣れてきたら?

ハムスターのケージに近づいたら、ハムスターがこちらを見るようになる時が訪れます。

そこでもいきなりケージの中に手を入れず、今度は小さな声でハムスターを呼んでみましょう。

お子さんなら、ハムスターに名前をつけてあげるのも良いです。

 

ハムスターにおやつを手から与える時に、名前を呼んであげるだけでも、ハムスターは人の声を覚えます。

おやつでハムスターのご機嫌を伺いながら、ハムスター自ら進んで近づいてきたら、いよいよ、”手乗り”の準備です。

 

まずはおやつでいつものように先に与えて喜ぶ様子を見てから、ケージの隙間に指をハムスターの近くに置いておきます。

この時かじっても、少し我慢してください。大きな声を出さずに、クンクン匂いを嗅ぐだけになったら、手乗りデビューはもうすぐです。

 

ハムスターが喜ぶのは、温かい場所

人の手の平も体温で、温かい部屋にいれば温度が上がります。この温かい心地よさが、ハムスターには気持ちが良いんですね。

最初に初めてハムスターに触るときは、背中側の後ろから、背中を少し撫でてください。

この時、ハムスターが驚いてひっくり返るときは、ハムスターの警戒心がマックスの時です。

 

その場合は、すぐに動作をやめてあげましょう。

 

少し触って、背中の方を見て、そのまま何事も無かったようにしているなら、ゆっくり体全体を優しく撫でてください。

この感触を覚えて、気持ちがいいとハムスターが喜ぶなら、いよいよハムスターを掴んで手の平に乗せる事ができます。

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ハムスターの手乗りデビュー

ハムスターを手の平に乗せることが出来たら、落ちてしまわないように、必ず膝をついて姿勢を低くしましょう。

大きな声はかけず、そのままハムスターを優しく背中側を無ててみましょう。

 

おとなしく撫でさせるのなら、ハムスターの表情が変わらなくとも、ハムスターは喜んでいます。

ハムスターの喜ぶ様子は、感情表現がほとんど行動の仕方で判断するしか無いんですよね。

 

ただ、嫌がってる場合は、動作をピタリと止めたり、急に逃げ出すのですぐわかります。

時間は10分以内くらいが良いですね。

 

部屋で自由に遊ばせてみよう

窓やドアをキチンと閉めて、室内に急に誰かが入室しないようにしたら、ケージの入り口を開放して、ハムスターをケージの外に出しても構いません。

その時は、ハムスターから視線をそらさずに、いつでもトラブルに備えて、余計な作業は手を止めましょう。

 

また、ハムスターをケージの外で遊ばせると、今後、何度かケージから脱出を試みることがあるので、しっかりケージの入り口を閉めたら、ナスカンなどで、開放されてしまうのをキチンと防いでおく必要があります。

 

ハムスターが喜ぶおもちゃ

何と言っても、自由に引きちぎったり、加えて巣を作ったりするのが、ハムスターにとっては喜ぶことなので、

新聞紙、あるいは薬剤のついていない紙などをちぎってケージに入れておくのも良いです。

 

ハムスターは形の面白さや、音にはあまり関心がありませんが、「噛みごたえがあるもの」が喜ぶものです。

ケージ内には、かじり木や様々な固い、かじられても安全な物を用意してあげましょう。

それに次いで、大好きなのがトンネル状の通路です。

 

非常に複雑な形状を好むので、ハムスターが通れる太さのパイプで、出来れば組み合わせてつなげるハムスターの遊具が市販されていますので、それをケージ内に設置すると、ハムスターは喜ぶことになります。

その際は、ケージの縁付近でハムスターがケージ周囲の紙やカーテンなどの布をかじらないように、ケージの周りは整理しておく必要があります。

ハムスターはどんどん慣れてくると、自分から走り寄って来たりするので、とっても可愛いですよ。


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