旅行に行くときのハムスターの留守番方法。何日までが目安?
2018/01/14
みなさんも経験があるかもしれませんが、ペットを飼っていて一番困るのは、飼い主が旅行に出かける時ではないでしょうか?
最近では旅行先でも犬や猫を連れている方を見る機会が多くなりましたが、ハムスターの場合にはどうすればよいのでしょうか?
今回は飼い主が旅行に出掛ける際の注意ポイントを挙げて、お留守番方法を考えてみたいと思います。
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留守番?預ける?一緒に旅行?
まず旅行を計画する際には、旅行期間中にハムスターにどのように過ごしてもらうかを決める必要があります。
選択肢としては…
1、 お留守番させる
2、 誰かに預ける
3、 一緒に旅行へ連れて行く
という選択肢が有力なところになるでしょう。
では、それぞれの選択肢を考える場合に、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか?
ハムスターにお留守番してもらう
まずハムスターにお留守番してもらう場合には、その期間を考えなくてはなりません。
お留守番可能な期間は季節などによっても大きく変わってきますが、3泊4日くらいまでがお留守番可能な目安と考えると良いと思います。
それ以上の期間になるとアクシデントが起こる可能性も大きくなりますし、エサや飲み水の管理などが難しくなってきます。
逆に3泊4日程度までのお留守番期間ならば、床材やトイレの汚れについても通常の飼育スタイルを崩すことなく管理することができ、ハムスターにとってもストレスをかける負担が少なくて済みます。
お留守番の期間が決まったら、次に注意するべきなのはエサ・飲み水・室温の管理です。
お留守番してもらうときのエサの準備
旅行中に家でハムスターに留守番してもらう際には、やはり食べ物が心配です。
どんなエサをどれくらい与えて行けば良いのか迷ってしまいます。
まず大前提として、留守番の際には生野菜や果物など水分を含んで腐敗しやすいものは与えないようにしましょう。
旅行前にすでに与えたものが巣箱の中などにハムスターによってストックされている場合も多いので、旅行前には腐敗しやい食べ物はすべて取り除いておきます。
旅行中に与える餌としてベストなのは、やはりペレットです。
ペレットはもともと常温保存されているエサですし、乾燥しているため腐敗しにくく安心です。
ペレットにも様々な種類がバリエーション豊富に用意されており、食いつきが良いように半生タイプやミルク味なども販売されています。
留守にする期間は腐敗したり、虫が発生したりしかねないため、そのような加工されたペレットは避けるようにしてください。
また、給水器の近くにエサ入れを置いておくと水分がペレットに付着してしまうことがあります。
ペレットも水分を含むと腐敗が進みやすくなりますので、給水器とエサ入れはなるべく離して設置するように注意が必要です。
与えていく量としては、通常量の1,5倍程度を目安に残していけば安心でしょう。
例えば体重100gのゴールデンハムスターなら一日のエサの目安量は体重の約10%、10gになりますので、その1,5倍の一日15gほどをエサ入れに残しておきます。
旅行から帰ってもほとんどの場合はすべて無くなっていることはありませんが、何かのアクシデントのために多めに用意しておくと安心です。
お留守番してもらうときの飲み水の準備
夏場には飲み水の準備は特に大切です。
日常使っている給水器なら旅行期間中に足りなくなることがないか、あらかじめ確かめておきましょう。
また、夏場に飼い主が外出した状況だとハムスターの必要とする給水量が変わることも考えられます。
いつも飲んでいる量の1,5倍ほどの飲み水をたっぷりと用意してあげてください。
何かの原因で給水器から水が供給されなくなった場合を考えて、給水器を2つセットしていくのも良い案かもしれません。
お留守番してもらうときの室温管理
留守番の際の最も注意すべきポイントは、この室温管理だといえるでしょう。
春または秋の比較的気温が安定している季節ならばクーラーやヒーターを付けっぱなしにしていく必要はありませんが、冬・夏に関しては室温管理を徹底する必要があります。
冬場については、ハムスター用の小さなヒーターが発売されていますので、部屋全体を暖めていく必要はありません。
ヒーターが確実に作動しているかを確認してから出掛けてください。
特に注意が必要なのは、夏場です。
残念ながら、ハムスター用の小型クーラーなどは販売されていませんし、ハムスターは風を嫌う動物ですので、やはりクーラーを付けっぱなしにして出掛けることがベストでしょう。
その際には、クーラーの効きすぎにも注意し、風も直接ゲージに当たらないようにしてあげてください。
部屋の大きさなどにも因りますが、設定温度は25~27℃くらいが良いでしょう。
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だれかに預けて出掛ける
3泊4日以上の旅行だったり、クーラーなどを付けっぱなしにして出掛けることに抵抗があれば、どなたか預かってくれる人を探してみるのも良い方法です。
その際には、いつも使用しているゲージや巣箱、床材をそのまま使用してもらうようにし、ハムスターがストレスをなるべく感じない状況を整えてあげてください。
また、預かり先に犬や猫などの他のペットがいたりすると、その匂いや鳴き声でハムスターが相当なストレスを受けてしまいます。
可能ならほかのペットがいないお宅を探してみてください。
ペットホテルや動物病院に預ける場合には、予算を聞いてから検討することができます。
その際にも他のペットと同部屋になるか、通常使用しているゲージやエサを使用してもらえるかなどをあらかじめチェックしておくことが大切です。
旅行に一緒に連れて行く場合
ペットの普及に伴い、犬や猫と一緒に宿泊できるホテルも多くなってきています。
そのようなペット同伴可能なホテルや知り合いのお家に宿泊する際には、ハムスターと一緒に旅行に出かけるのも楽しい思い出になります。
お出かけ用のコンパクトなハムスターキャリーなども販売されていますが、一番良いのはやはりいつものゲージや巣箱をそのまま持って行くことです。
ハムスターは周りの環境が変わったことに大きなストレスを感じる敏感な動物ですので、ハムスターの一番身近な状況はそのままにしてあげることがベストです。
それが難しい場合には、床材やエサはいつもと同じ物を持参してあげるだけでも効果はあるでしょう。
注意が必要なのは、移動中や休憩中などで、クーラーや暖房の風が直接当たっていたり、車内の温度が急に上昇したりしていることに飼い主が気付かないこともあります。
高速道路などでの10分前後の休憩だけでも夏場だと致命的な温度上昇になりかねませんので、温度管理については特にいつも注意を払ってあげてください。
まとめ
楽しい旅行の期間、ハムスターが病気になってしまったり最悪の事態に陥ってしまったりするのはとても残念なことです。
旅行の際に最も大切なのは、事前の計画と準備です。
どのような方法で旅行を楽しむとしても、ハムスターが旅行期間中も快適に過ごせるように良い計画を立てられてください。
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