長生きするジャンガリアンハムスターの飼い方。性格や特長、おすすめグッズまで
みなさんはお家でどんなハムスターを飼っているでしょうか?
頭がよく、飼い主にもよく馴れることで知られるゴールデンハムスターや、体が小さく、頭が体全体の半分ぐらいを占めているようにも見えるロボロフスキーハムスターなどなど…。
世界各地に住んでいるハムスターの種類は多く、全部で24種類が知られていますが、その中でペットとして飼育されているのは主に5,6種類です。
ペットとして飼われているハムスターの中でも特に人気が高いのがジャンガリアンハムスターです。
ペットショップやホームセンターで見かける機会の多いハムスターなので、きっと今お家にいるのがジャンガリアンハムスターという方も多いのではないでしょうか?
今回は特にジャンガリアンハムスターに注目して、その特徴やお家で飼う時の注意点、ジャンガリアンハムスターにおススメのグッズなどを取り上げます。
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やっぱり可愛いジャンガリアンハムスター!その特徴は?
コロコロした小さな体に黒くてまんまるな目、そしてあの無意識に取っている可愛らしい行動の数々にペットショップでノックアウトされてしまった方も多いことでしょう。
すぐにお家に一緒に帰りたくなってしまうかもしれませんが、長く一緒に時間を過ごすためにも、あらかじめジャンガリアンハムスターの特徴を知っておくことは大切です。
では、ジャンガリアンハムスターの住んでいる場所や性格などから、どんな飼育環境がハムスターにとって一番快適なのか考えてみましょう。
ジャンガリアンハムスターが住んでいるのはどんなところ?
野生のジャンガリアンハムスターが生活しているのは、カザフスタンやウズベキスタン、シベリアなどの比較的寒暖差が大きく、乾燥した地域です。
ジャンガリアンハムスターは気温がかなり低くなる地域に住んでいるため、ハムスターの中ではもともと寒さには比較的強い種類です。
それでも寒すぎるのも暑すぎるのもジャンガリアンハムスターにとっては耐えられるというだけで快適な環境ではないため、飼育するお部屋の温度は20℃~25℃前後が最適でしょう。
ジャンガリアンハムスターが住んでいる場所は乾燥していて寒暖差も激しいため、あまり多くの植物が生えている場所ではありません。
そのことは次のジャンガリアンハムスターの食べ物にも大きく関わってきます。
ジャンガリアンハムスターの好きな食べ物は?
ハムスターというと、多くの方はキャベツやレタスなどの生野菜を食べたり、ヒマワリの種が大好物というイメージがあるかもしれません。
しかし、野生のジャンガリアンハムスターが生活している環境を考えると実はそのイメージ通りというわけではないことが分かります。
ジャンガリアンハムスターが住んでいるのは、寒暖差の激しい乾燥帯。
キャベツやレタスなどのみずみずしい生野菜が生えているような所ではありません。
また、ヒマワリの種も好物ですが、植物の種が食べられる季節は一年の中でも限られており、いつも植物の種を食べているというわけではないのです。
では、ジャンガリアンハムスターを健康で長く生きられるようにするためにはどんな食べ物を与えれば良いのでしょうか?
まずオススメするのは、ハムスター用のペレットを主食にすることです。
ペレットはハムスターに必要な栄養素をまんべんなく含むように作られているため、基本的な食事としてはジャンガリアンハムスターにも最適です。
それに加えて、乾燥帯に住んでいて体の小さな野生のジャンガリアンハムスターは体を維持するためにミルワームのような昆虫も多く食べています。
ジャンガリアンハムスターよりも体が大きく、比較的植物の多い場所に住んでいるゴールデンハムスターよりもジャンガリアンハムスターの方がミルワームを好んで食べる傾向があるため、おやつ感覚でミルワームを与えるのも健康管理のための良い方法でしょう。
ジャンガリアンハムスターはカラーバリエーションが豊富!
生息地域が広く、移動距離もそれほど広い範囲ではないジャンガリアンハムスターは住んでいる場所によって様々なカラーバリエーションがあることでも知られています。
次にあげるハムスターはペットショップなどでは区別されて販売されていますが、実はすべてジャンガリアンハムスターなのです。
パールホワイトハムスター
体全体の毛の色が一般的なジャンガリアンハムスターよりも白みがかっています。
ノーマルタイプのジャンガリアンハムスターには背中の真ん中に黒いラインが入っていますが、体の色が白く、この黒いラインが背中にあるタイプのハムスターを特にパールホワイトハムスターと呼びます。
スノーホワイトハムスター
パールホワイトハムスターよりもさらに体が白いタイプのハムスターです。
ノーマルやパールホワイトの背中に見られる黒いラインが無いことで、他のタイプのハムスターと区別されています。
ブルーサファイヤハムスター
ノーマルタイプのハムスターよりも全体的に体の色が薄いハムスターです。
グレーの体色が青みがかっているため、ブルーサファイヤと呼ばれています。
本当にたくさんのカラーバリエーションがあるジャンガリアンハムスター。
お気に入りのジャンガリアンハムスターを探していろいろなペットショップを回ってみるのも楽しいかもしれません。
ジャンガリアンハムスターはどんな性格?
日本で一番多く飼われているともいわれるジャンガリアンハムスターはどんな性格の持ち主なのでしょうか?
私たち人間でも性格の良い面と悪い面があるものです。
では、ジャンガリアンハムスターの性格の良い面と悪い面を考えて見ましょう。
でも、これはあくまでも飼い主から見た良い面と悪い面なので、ジャンガリアンハムスターには悪いところはないはず…。
長くお付き合いするためにもジャンガリアンハムスターの気持ちを理解してあげるようにしましょう。
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飼い主から見た性格の良い面
ジャンガリアンハムスターは比較的物怖じしない性格の個体が多いことで知られています。
私のこれまで飼ってきたジャンガリアンハムスターの中には、ペットショップからやって来たその日に手からエサを受け取ったりする子もいました。
よほどお腹がすいていたのか、相当ずぶとい神経の持ち主なのか…?
また、複数飼育がしやすいハムスターなので、相性がよければ数匹を一緒に飼うことも可能です。
一匹でも十分可愛いハムスターですが、やはり他のハムスターとのやり取りを見ているのも飽きないものです。
飼い主から見た性格の悪い面
物怖じしない性格ということは、逆に言えば頑固とも言えるわけで…。
この点が飼い主を困らせてしまう原因ともなることがあります。
たとえば、ジャンガリアンハムスターが気に入らないことを飼い主がしてしまうと、怒って威嚇したり、飼い主を噛んだりすることもあります。
寝ている間に起こしたり、突然上から掴もうとしたりするのはやめましょう。
一度嫌われてしまうと関係を修復するのも一苦労する場合もありますので、ジャンガリアンハムスターに対しては特に気をつけたいところです。
また、エサの好き嫌いも多く、美味しいエサだけを選んで食べるということも多いハムスターです。
飼い主とハムスターの根競べになることもありますが、健康的な食生活を優先させましょう。
ジャンガリアンハムスターにおススメの飼育グッズ
これまでジャンガリアンハムスターの生活環境や性格について考えましたが、それらを踏まえて飼育を始める前に用意したいおススメの飼育グッズをご紹介したいと思います。
運動できる広めのゲージ
乾燥帯に住んでいて体も小型なジャンガリアンハムスターはエサを探すために日々移動しています。
それで、お家で飼う際にもジャンガリアンハムスターが十分に体を動かせる広めのゲージが欠かせません。
スペース的にはジャンガリアンハムスター1匹に対して60cm×30cmくらいの底面積がちょうど良いくらいでしょう。
熱帯魚の飼育などで用いられる標準的な60cm水槽はちょうど同じくらいの底面積のため、飼育にはもってこいです。
値段も比較的安く購入でき、床材や砂を入れても飛び散らないため、重宝するおススメグッズです。
関連「これは便利!衣装ケースでのハムスターの飼い方。手作り方法から大きさまで」
ハムスターの定番!回し車
ハムスターといえば、くるくる回転する回し車で運動するイメージがありますが、ジャンガリアンハムスターにとってはまさに必須アイテム。
運動量の多いジャンガリアンハムスターは運動できないとストレスも溜まり、病気の原因ともなってしまいます。
ジャンガリアンハムスターは主に夜行動しますので、飼い主が寝ている時でもでもうるさくない
回し車を選ぶのも大切です。
関連「音がしないハムスターのおすすめ回し車。選び方と使い方について」
ストレス解消の砂場
乾燥帯に住んでいるジャンガリアンハムスターは穴掘りも得意です。
野生では穴を掘って生活しているため、砂場を掘っていると落ち着く個体も多いように思います。
飼育ゲージの一部にプラスチックケースなどを置いて、その中に砂を入れてあげると喜んで砂遊びをします。
水槽をゲージにすれば、砂の飛び散りも抑えられ、ジャンガリアンハムスターのストレス解消もしやすくなることでしょう。
まとめ
可愛らしく、人気も高いジャンガリアンハムスター。
でも実は他のハムスターとは異なる特徴も持っており、長く飼育するには正確な知識も必要なハムスターです。
カラーバリエーションも豊富なことから、きっとお気に入りのジャンガリアンハムスターに出会えるはず。
性格を理解できれば長く付き合いやすいハムスターなので、住みやすい飼育環境を用意してあげるようにしましょう。
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