ラブハムスター

ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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夏バテする前にやっておこう!すぐできるハムスターの暑さ対策

      2017/08/12

ハムスターは暑さにも寒さにも弱い動物です。

そのため、30度を超える夏日が続くと、なんの暑さ対策もないままならハムスターは危険な状態に陥ってしまいます。

今回は夏ばてしやすいハムスターの、夏を乗り切るための暑さ対策をご紹介します。

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ハムスターの暑さ対策

冷却材・保冷剤・凍ったペットボトルをのせる

衣装ケースの上に、焼肉の網などを置いて、その上に冷却材や凍ったペットボトルを置くと、ケージ温度が2~3度冷えます。

凍ったペットボトルからは水滴が落ちてしまうので、タオルで包んでから乗せましょう。

気温にもよりますが、5時間くらい持ってくれます。

 

溶けたら次がすぐ使えるように、何本か冷凍庫にペットボトルを入れておきましょう。

保冷剤などを使う場合、注意するのは湿度対策です。

 

保冷剤は溶けるとハムスターに水滴がかかったり、ケージ内の湿度を高めて気温を下げるどころか、逆にむしむしさせてしまうことがあります。

必ずタオルやミニハンカチで包むなど、湿度が保たれるかを湿度計で確認しましょう。

 

陶器の巣箱

通常は木材の巣箱を使っていますが、夏限定で陶器の巣箱も入れるようにしています。

暑い日は温度を調節して、陶器のひんやりした巣箱で寝てくれます。

 

30度を超える前の、ちょっと暑いくらいの気温までには陶器だけでもじゅうぶん涼しく過ごせます。

30度を超すような真夏日には、陶器だけの対策では不十分なので、ケージ内の気温そのものを下げるため、他の方法と併用させましょう。

 


マルカン ゴールデンハムスターのおへや MR-333

 

ハムスターの巣箱は下が開いているタイプが良いとされていますが、陶器タイプの場合は、陶器の冷たいというメリットを活かすために、底つきにしましょう。

冷たい陶器の温度を感じて、夏を涼しく乗り切ることができます。

 

砂浴び箱をセットする

きれい好きなハムスターは3日に1回ほど、砂浴びをすることで、体をきれいに保ち、ストレスを発散することができます。

そして夏にはもう1つ嬉しいメリットとして、冷たい砂で体の温度を冷やす効果があります。

 

砂浴びの問題点は、ハムスターが砂浴びの砂を散らかしてしまう。そこでトイレをしてしまうなどがあります。

砂浴びの砂はちょっと高いですから、あまり散かしてほしくないですよね。

そこで、通常はハムスターをケージとは違う別荘に連れて行って、そこに砂浴び用の砂をひいて遊ばせています。

 

そして夏は、ケージとして使っている衣装ケースの側面に穴をあけて、そこにチューブを通し、砂浴び用の別荘と繋げています。

いつでも冷たい砂で砂浴びができるので、砂浴び場で眠っていることもあります。

砂浴び用のケージと分けておけば、飛び散る心配はありません。

 

「これは便利!衣装ケースでのハムスターの飼い方。手作り方法から大きさまで」

で衣装ケースを紹介しましたが、水槽型や金網ケージと違って、衣装ケースはケージを自由にカスタムできることが、夏の暑さ対策の点ではよいですね。

 

大理石を敷く

 

 

ハムスター用の敷くだけ冷却シートなど売られていますが、冷却シート系をいろいろ試しましたが、一番効果が高いのは大理石でした。

大理石は自然に周りの温度よりひんやりと温度を保ってくれるので、すぐにぬるくなってしまう冷却シートより効果があります。

ハムスター用の小さな大理石ならケージの隅に設置することができるので、25度を過ぎたあたりから設置しましょう。

 

お手入れも簡単で、半永久的にエコに使えるので便利です。

放置している、大理石が床材で隠れてしまうので、こまめに床材を取り除き、上に敷いてあげましょう。

 

アルミプレートを敷く

アルミプレートが売ってあったので使ってみましたが、ほとんど大理石と同じほどの効果でした。

気持ち大理石より、アルプミレートのほうが少しひんやりするかな?という程度でした。

 

使う場合は大理石、アルミプレートは好みでいいと思います。

気を付けたいのは、アルミプレートがUの字型になっていて、中にハムスターが入ってひんやり効果がありますよ。という商品。

 

これはほとんどのハムスターが使ってくれず、ケージ内のただの邪魔者になっているケースが多発しています。

使用する場合は、床に平に敷く普通のプレートにしましょう。

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クーラーをつける

ハムスターが快適に感じる温度は20度~26度なので、30度を超える真夏日が毎日のようにある日本では、クーラーが必須です。

上記であげた対策は、すべてが30度を下回る日の暑さ対策にすぎません。

 

28度を超えるような暑い日は、クーラー+、上記の暑さ対策が、ハムスターを飼う上では必須になります。

うちでは、わたしが寒がりなのでクーラーの温度は25度に設定しています。

 

プラス、ハムスターのケージには陶器の巣、砂浴びの別荘、大理石を敷いています。

ハムスターのケージ温度を温度計で確認して、ちょっと暑いかな、というときに保冷剤を使うようにしています。

 

真夏にクーラーを入れないとどうなるか?

わたしの小学校のクラスでは、5年生の時にハムスターを飼うことになりました。

ジャンガリアンとゴールデンを1匹ずつ飼っていて、クラスのみんなでかわいがっていました。

しかし、小学生の「お世話ちゃんとするから~」なんて言うのはただのきまぐれで、すぐにお世話する人があいまいになりました。

 

ハムスターに興味が薄れたまま、夏休みになり、交代でハムスターのお世話をすることになりました。

そして、わたしの当番がきて久しぶりに学校へ行ったところ、ハムスターはすでに数日前にあの世へ旅立っていました。

前回のお世話係の男子が当番をさぼったそうです。

 

その期間は2日ほどでしたが、35度を超える日もある日本の暑い夏、閉め切った教室の中は40度近くになっていたかもしれません。

悔みに悔やみきれない思い出ですが、ハムスターは暑さに弱く、自分で温度管理をすることはできない動物なのだと思いました。

人間は服を脱いだりしてある程度体温調節ができますが、ハムスターの温度管理は飼い主が責任をもってしてあげなくてはいけませんね。

 

してはいけないハムスターの暑さ対策

扇風機をあてる

ハムスターは汗をかくことができないので、扇風機をあてても体温を下げることができません。

床材が飛び散るだけでいいことはないのやめましょう。

 

プールを用意する

夏だからといって、給水ボトルの代わりに、お皿やお椀に水を入れて、プールにするのはとても危険です。

ハムスターは湿気に弱いので、体が水に浸かると危険な状態になってしまいます。

お水をこぼしてしまうと、床材や巣箱にも影響して、ハムスターは居場所をなくしてしまいます。

 

ケージを変える

よくやってしまいがちなのは、水槽型、衣装ケースをケージとして使っている場合、夏だけ金網ケージに替える場合です。

金網ケージは風通しが良く、夏は積極的に金網ケージを使いましょうとおすすめされている本もあります。

 

しかし、ハムスターは風通しが良いだけでは、ただの扇風機効果と同じで、体温にはまったく影響がありません。

どうせクーラーを使用するなら、保温性が高い水槽型、衣装ケースのほうが効果は高いです。

ケージを季節ごとに変えるのは、ナワバリ意識の高いハムスターにとってストレスになってしまいます。


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