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ハムスターを15匹飼っている飼育人がお届けする、ハムスターのエサのやり方、ケージの掃除、脱走の問題など、飼育方法を中心にご紹介します。

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なんでそんなに登るの?ハムスターのうんてい対策!落下してケガしないためにできること

      2018/06/20

ハムスターがうんてい?

知らない人だったら何それ?状態ですけど、ケージの天井にぶらさがるんですよ。

上手にできることもあれば、というかほとんどが落下します。

ケガには要注意ですけど、止めさせる対策があります。

今回は、ハムスターがうんていするときのケガ落下対策についてをご紹介します。

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ハムスターのうんてい

ハムスターってケージの天井にぶらさがりますよね。

これを俗にハムスターのうんていと読んでいます。

見慣れた光景でもあるのですが、よく見てみると結果として落下しているのでハムスターにはよくないのでは?

 

そう思う人のいることでしょう。

ハムスターの骨格は華奢にできてるんですよ。

早く走るために骨が軽くさらにか細い感じです。

 

ですから、落下の際もうちどころが悪かったら骨折といったことも考えられます。

ハムスターのケージは金網型が一般的です。

 

人によっては衣装ケースを代用している人もいるようですが、風通しなどの衛生面を考えるとケージがハムスターを飼うためのベスト住居と言えます。

何でも備え付けることができるのも大きなメリットですよね。

給水器も簡単に設置できますし、巣箱なども固定できます。

 

温度計はハムスターの健康管理には欠かせませんけど、それもきっちり設置できます。

ハムスターの飼育には欠かせない回し車もケージの網に固定するようにできているものが多いですよね。

 

以上のことを考えてもケージに勝るものはないでしょう。

それでもデメリットがあるとしたらハムスターのうんていですね。

 

見ていてしぐさが可愛いのでずっと見ていたくなるのですが、最後は落下で終わってしまいます。

登るときのように降りるときも横に足をかけて降りてくれたらいいのになって思うのですけど、最後は自重を支えきれなくなって落ちるパターンなんですよ。

それで見てみるとハムスターの手足ってすごくか弱いですからね。これじゃあ体重は支えられないだろうなって思います。

 

ハムスターがうんていするのは何故?

これは思うに出口を探しているのでは?というのが私の結論です。

飼っている(飼っていた)ハムスターは例外なくうんていをしていました。

 

じっと観察していると、出口を探しているのでは?と考えるとなんとなくうんていしている行動が理解できるような気がしたのです。

ハムスターは好奇心も旺盛ですからね。

ケージの中を隅々まで歩き回るのです。

 

ですから、うんていだけではなくてどこかに出口はないかって探してるんですよ。

ケージの側面をよじ登って行って上から外に出られるのでは?って考えてるんじゃないですかね。

 

それで、てっぺん着いたら今度は横につながってるのでとりあえずぶらさがってみるか…という感じなんだと思います。

だから、ハムスターって外に出たがる動物なんですよ。

 

そう考えると回し車を使って延々と走り回っている姿も納得がいきませんか?

自然界のハムスターはとにかく起きている間は走っているそうです。寝るか食べるか走るかですね。

ですから、とにかく外に出て走りたい…。走るのは回し車でなんとか解消していますが、外に出る欲求は満たされません。

 

だからうんていしてるんじゃないかなって思います。

それだったら一度うんていをして出られないとわかったら、二度としないのでは?

確かにそうなのですが、そこはなんていうかハムスターは賢くないから…ということで納得しています。

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落下が心配

うんていすると落下が心配ですね。

ぶら下がることができたのだから、また足をかけて降りるようにしたらいいのにと思うのですけど、それまでに手足の筋肉使い果たしているんですよねきっと。

だから、最後のほうでは手足がぷるぷる震えてるのがわかるので、「あ、これは落ちるな…」と思ったら期待通りに落下するんです。

 

落下だけならいいのですけど、というか落下は危険ですね。

見ていたら受け身が取れているような気がしないんです。

ドテッって感じでそのまま落ちている感じです。

 

猫なんて放り投げても着地の姿勢をしっかり取るのとは大違いですよ。

私が飼っているハムスターもうんてい大好きです。

で、落下します。

 

落ち方下手ですよ。

だから、受け身の練習したいなって思ってもそれも無理ですよね。

前述しているようにハムスターの骨格は弱いんですよ。だから骨折する可能性もあります。

 

動き回るのが性分のハムスターですから、骨折ってそのまま死に直結するんだそうです。

うちのハムスターは骨折はしたことはないのですが、病院に行くと足を固定したハムスターの写真がありますから、人間と一緒ですよね。

 

しかもすぐに取れるということですから、頻繁に固定しなくちゃいけないので治療費もかさみます。

自分でできればいいのになって思うのですけど、何かあれば先生に頼らなくちゃいけないので結局は病院任せなんですよね。

ということでうんていから落下して骨折の可能性があるということもしっかり理解しておきましょう。

 

うんていからの落下対策

落下対策をどうしたらいいのかということですが、これは簡単で落下させない…すなわちうんていができないようにしたらいいのです。

落下してケガをしたら命取りになることもありますからね。

 

ですから、落下が心配ならケージを変えましょう。

ケージは金網型以外に、プラスチック製がありますし、衣装ケースでも代用できます。

水槽でもいいでしょう。

 

しかし、ハムスター専用のプラスチック製のものがありますから、これがお勧めです。

風通しがいいようにできていますし、上に登ることができないようになっています。

ホームセンターで安く買うこともできるのも大きなメリットですね。

 

うちでは、金網型が一つあるだけで他は全部プラスチック型です。

特にデメリットはないですね。

最近ではウォータースライダーみたいなものがついているものが多くて、ハムスターも喜んで遊んでますよ。

 

その分手入れが大変ですけど、うんていからの落下対策にはケージを交換するのが一番かなと思います。

ただ、天井に金網が付いているタイプもあります。

 

回し車などの設置物から天井につかまるハムスターもいますから、そのあたりの対策もしっかりと考えるようにしましょう。

このあたりはハムスターはなんとかして登ってやろうって思ってますからね。

ハムスターに知恵比べで負けないようにしてください。


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